雛祭りじゃないですか。うちにも一人年頃の娘がいますので、人並みにひな人形なるものがあります。
ところが親が無精で、いつも出すのは瀬戸際になってから。しまうのもだいぶ過ぎてからというんじゃ、娘が行き遅れたらこっちのせいにされそうです。
もともと、母方の祖父が買ってくれた物ですが、長女が生まれたときに人形店に行っていろいろ見て回りました。五段飾りなんてのは、見た目にも豪勢ですし飾り甲斐がある。でも、人形の首が取れたりすると言うし、値段も半端じゃないので却下になりました。
というか、実はそんな大袈裟なものを飾る場所がなかったというのが実際の所。今もって、正解だったと思います。今の家でも五段飾りなんて並べたら、もう家族の居場所がありません。
さて、それではどうしたかというと、結局木目込み人形のお雛様とお内裏様のペアにしました。いろいろおまけの飾り物がついていて、全部並べると大変ですが、人形本体だけにすればかなりコンパクトにできます。
それにやたらと人間っぽい人形は怖い感じですが、これはけっこうふくよかなやさしげな感じがするもので、その点も気に入っています。
そんなこんなで、ばたばたと人形だすのもあと何回のことなんでしょうかね、と思ってしまう3月3日でした。