2月の12日から始まったカナダはバンクーバーの冬季オリンピックが終了しました。
日本にとっては、開幕早々、上村愛子選手一歩メダルに届かずから始まり、最後の最後女子パシュート2/100秒差での惜敗まで、残念無念のオンパレードでした。
その他に、選手の身なりについての場外戦あり、男子フィギア高橋の復活あり、日の丸飛行隊惨敗、女子フィギアの活躍などの多くの話題が残りました。
しかし、メダル獲得数は世界のレベルからは遠く及ばず、国を挙げて選手育成に力を注いだ韓国と比べて雲泥の差でした。
もちろん、建前としては「参加することに意義ある」オリンピックですから、メダルの数を気にしてはいけません。とは言いつつも、やはり選手の活躍が端的に評価されるところですから、多いに越したことはない。
日本のスポーツ選手育成にかけるお金は世界の水準からかなり低いと言うことがよく言われていますが、じゃあどのくらいの金額が標準なのかという基準があるのでしょうか。自分にはよくわかりませんが、スポーツを産業として評価するかどうかにかかっているように思います。
よくスポーツの振興に助力して社会的な貢献をする、というような言い方がされます。じゃあ、そういう会社の製品を買うかというと、必ずしもそうとは言えません。企業もそういう受動的な活動では、成長は期待できないと思っているのではないでしょうか。
人気の選手、有名な選手が出てくることが、そのスポーツ人口を増やし、専用の用具や服装などの製品が売れるのは紛れもない事実です。そういう意味でメダルの数は経済効果に多大な影響を及ぼすと言っても過言ではありません。
まぁ、もっと素直に考えても、もう少し日本も国を挙げてスポーツ選手を応援するようなところがあってもいいかなと思います。オリンピック選手は国を代表して行くんだというからには、それだけのことをしてあげないと。
でも、2週間の間、いろいろと楽しませてくれましたし、いろいろと元気をもらったことは間違いなく、選手の皆さんには心からお疲れ様だしたと言いたいと思います。また、今後もいろいろな機会に、日本を元気づけて貰いたいと願わずにはいられません。