いきなりですが、1969年7月20日、自分は小学生でした。
これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である
テレビから流れてきた、この同時通訳にる言葉に、何かとてつもないことが達成されたというインパクトがありました。
1961年に故ケネディ米大統領が、1960年代の終わりまでに人を月に送ると演説し始まったアポロ計画の最大のハイライトでした。
アポロ計画には、莫大な予算と人員を要したそうですが、そこから派生した革新的な技術が、今の自分たちの便利な生活に多大な貢献をしていると、そもそもアメリカを世界が認める大国の地位に持ち上げたことは間違いない。
あれから半世紀近くたって、いまだに月に着陸したのは事実だ、いや捏造だという話がいろいろなところに出てくるんですけど、大多数の捏造論はほとんどいちゃもんに近い感じがします。
人類は自らの地球の資源を食い物にして発展してきましたが、今や宇宙をビジネス・チャンスとしていろいろな国がいろいろなアプローチをしています。宇宙に飛び出してみたいという、単純で純粋な興味を満たす欲求とは、だいぶかけ離れてきています。
地球以外の天体に、人が行って帰ってきたというのはアポロ計画だけ。最近、某国が衛星打ち上げ大成功と騒いでいますが、それが真実だとしても、アポロ計画に比べればまだまだ序の口の話。
アポロ計画の遂行にもいろいろな思惑はあったのでしょうけど、宇宙開発の趣旨はだいぶ変化してきたようで、今のこどもたちが生涯忘れることができないようなニュースになるような話は当分なさそうです。