このブログで、日本蕎麦も採り上げることがよくあるのですが、ほとんど更科という屋号ばかり。何故かというと、更科の細い麺が好きだから。
更科の麺の特徴は、蕎麦の実を削って「大吟醸」状態にして作ること。ですから、麺は普通に想像するよりも白いのです。
自分のテリトリーにある何軒かの更科の中で、ホームにしているのが青葉区すすき野の店。ごくごく普通の街の蕎麦屋さんですけど、とにかく更科の中でも一番美味しいと思っているんです。
もちろん、増田屋とか大村庵とか、よくある屋号の蕎麦屋の一つですから、本格的な手打ちそばの店と比べるのは可哀想。
でも、美味しさは麺の茹で加減、出汁の味加減に左右されるところも大きいわけで、さらにトッピングされる具材も評価に大きく関わってくる。
他の蕎麦屋で1000円使うなら、立ち食い蕎麦で2回食べるので十分だと思いますし、3回我慢して本格手打ちの店に行く方がいい。
この更科は、全体のバランスが良くて、立ち食いに行くならここで食べたいし、本格店に行けないならここでも許せるという感じ。
今回は、あえて定番をはずして、注文したことがなかったものにしました。
肉南蛮です。簡単に言うと、味をつけた豚肉と葱がのっている。まさに鴨南蛮の鴨を豚に変えたもの。肉の味が出汁と混ざって、予想通りですけど美味しかったです。