今週初めに、ほぼ全国的に梅雨入りしたらしい。
梅雨入りを予想すること、それを確定することは難しいらしく、はずれて文句を言われても困るんでしょう。気象庁も「らしい」という発表をするだけで、断定はしません。
その分、各メディアに登場する気象予報士の呼ばれる方々の対応に期待が高まり、より正確度の高い予報をすることを求められている。
それはそれで、気象予報士の存在意義が高まることなので、悪いことではありません。気象予報士は、各自がしっかりとデータに基ずいて考えを述べ、そしてその理由をわかりやすく解説することが仕事です。
ところが、気象予報士にもいろいろなタイプの方がいる。
気象庁の発表をそのまま伝えるだけの、はっきり言って予報士でなくてもいいような、ただのアナウンサーが原稿を読むのと変わらない話をする人。
良く言えば堅実なんですが、 そんなのばかりならわざわざ気象庁管轄の公的資格を作った意味が無い。でも、はずれると怒られるのは予報士も同じですから、こういうタイプの方は少なくない。
そういう方は、あとはキャラクターで独自性を打ち出してきます。まじめな人はつまらないし、面白おかしく言うのだけど、肝心なところはおざなりだったりする。
一方、果敢に大胆な予想をしてくる予報士もいたりします。もしも、こうなったらこうです、みたいな仮定の話が多く、当たればすごいのですが、大コケすることの方が多い。
大多数の一般人は、天気予報にそこまでの精度は求めていないと思うので、大枠が当たっていれば十分だと思います。
いずれにしても、梅雨は入ってみて初めてわかるもの、出てみて初めて明けたことがわかるものだということで、正確な予報は難しいということですね。