紫陽花の時期になりました。
固定観念で固まった頭では、すぐに紫陽花から蛙とか、梅雨を連想してしまいます。今年の関東地方の梅雨入りは例年より遅れそう、という予想を聞きました。
梅雨になると、雨ばかりでうっとおしいので、どうせ毎年来るものなら、さっさと来て、さっさと開けてほしいものですが、こればかりは天に任すしかありません。
紫陽花の色は、土の酸性度、つまりpHによって決まるというのはよく知られたこと。普通のリトマス試験紙では酸性が赤になり、アルカリ性が青になるのですが、紫陽花では逆。
土が酸性だと紫陽花は青、土がアルカリ性だと赤くなるらしい。土の中にあるアルミニウムを吸収する量に差が出て、発色に関係するアントシアニンとの反応の違いから色が変わるのだそうです。
昨今は、紫陽花にもずいぶんといろいろな種類のものが見られますが、何にしてもすごい高級感は無いものの、生活に密着して季節を感じさせる代表的な植物ですよね。