近所に柘榴(ザクロ)の木があるのですが、花が咲いていました。
かなり肉厚で、将来の実を十分に思い起こせる質感があります。 この見事な鮮紅色とボリュームのせいで、世界各地の伝説に登場するのかもしれません。
例えば、人殺しがジュースを血液と間違えて飲んだ酔ってしまったとか、人の代わりに柘榴を食べた鬼が鬼子母神になったとか・・・
いずれも、物騒な話だったりするのは、人間の体の一部を連想するということ。
実際、今でも「柘榴を割ったような」という表現が使われることがありますが、これはたいていぐちゃぐちゃの傷口に対して用いることが多い。
地面に落ちて潰れたりしなければ、あまり怖い連想はしないですむんですけどね。