江戸時代の天明7年(1787年)に太玄斎という人が書いた「暦便覧」という本があって、「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也」とかかれています。
どんなものでも生き生きとしてきて、草木は芽吹きその種類が明らかになってくる、ということ。
つまり、「清明」とは、春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という語を略したもので、春らしさを最も端的に表す節気と言えます。
清明に入った頃に桜が満開だと、ジャストでグーなんですが、今年は開花が早くタイミングが合いませんでしたね。
それでも、朝の気温も上がってきて、春らしさは全開です。南からツバメが戻ってきて、雁は北に帰っていきます。