ここに100%果汁のジュースがある。ブドウです。
これを水の代わりに使ってパンを作ったらどうなる? という疑問がわいてきた。当然甘みが相当量加わるわけですから、リーンな生地というわけにはいきません。
だったら、そのままでも食べれるようにレーズンもたくさん入れてみよう・・・ということで作ってみました。
準強力粉 200gで加水70%だと水は140gですが、こういうジュースの缶はたいてい160cc入り。そこで、小麦粉は30g足しています。一次発酵後にレーズンを織り込んでいます。
確かにココア生地よりもすこし赤味がかって、それらしい出来栄え。味的には、思ったほどブドウの味はしませんでした。
ただし、パンとして見ると、ボリューム不足。リッチ系で気泡ボコボコは狙っていませんが、クープの開きも悪く、もう少し膨らまないと寂しい感じ。
そもそも、こねがたりないかもしれない。籠で二次発酵して、出してからの時間がかかりすぎかもしれません。オーブンの予熱が足りなかったのかもしれない・・・とか、やはり基本的な工程の問題が大きいのだろうと思います。