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2019年7月22日月曜日

セーグル・オーベルニュ風を作ってみた


ライ麦は主としてドイツのパンに多く利用されていますが、小麦と違って黒っぽくて、一番の特徴はパンの膨らみに関係するグルテンを含まないということ。

ですから、ライ麦パンは、しっかり目が詰まったずっしりとしたパンになります。よくあるライ麦パンは小麦粉との混合比率が20~30%程度。

50%以上をライ麦にしたものをドイツではミッシュブロートと呼び、フランスだとパン・オ・セーグルとなる。セーグルがライ麦の事。

セーグルの生地を船形に成形して、中に高級なブルーチーズをたっぷりと入れて、焼き立てにハチミツをかけていただくのがフランス・オーベルニュ地方の独特の食べ方らしい。

ブルーチーズは無いし、甘いハチミツも苦手なので、普通のプロセスチーズを使ってそれらしいものを作ってみました。ハチミツは使わず、かわりにオリーブとアンチョビの塩気をチーズの下にしいてあります。

見ての通り、生地は50%をライ麦にしていますが、黒っぽくて砂で固めたみたいになります。インスタントドライイーストを多めに入れていますが、発酵時間をとってもあまり膨らみません。


焼き上がりはこんな感じ。パンと言うより、食べれる器で作ったチーズ・グラタンという感じです。味は問題ありません。

ライ麦が多いほど、酸味が強くなると言われますが、一緒にトマトを電子レンジでチンした即席ドライトマトも入れておいたので、トマトの酸味でごまかせています。