クリニックの夏季臨時休診のお知らせ
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2021年6月17日木曜日

オリンピック問題


1964年以来、56年ぶりとなるはずだった東京オリンピックは、昨年は新型コロナウイルスによるパンデミックのために延期となりました。そして、早くも1年がたち、開催まで残りあと1か月に迫ってきました。

首相は、「パンデミックに勝った証として開催する」と壊れたラジオのように繰り返し語っていますが、少なくともあと1か月で勝利宣言をできるような場所は世界中のどこにもありません。

はっきり言って、オリンピックに対して責任の無い人は中止を求め、責任のある人は開催を目指すという状況は変わっていません。しかし、どちらの側にも現時点で開催の可否を明快に、かつ理論的に説明できる人はいないのです。

オリンピックが純粋にスポーツの祭典というものから、巨大利権が絡み、時には政治的な駆け引きがあからさまになってきたこともあり、しだいに一般の人々から気持ちが離れていっていることも大きく関係していることだと思います。

オリンピックの開催そのものについては、選手や運営にかかわる人々については、この1年で得られた経験を元に適切な行動をしてもらえるだろうことは想像できます。

ですから、個人的な意見としては、ここまでオリンピックの舞台を夢見て練習を積んできたアスリートの活躍の場を奪うことはできるだけ回避すべきであろうと考えます。

観客を入れるのか、入れないのかについては、それなりの制限をした上で有観客はありだとは思いますが、会期が迫っている今の時点でそれらを組み込むことはかなり難しいと思います。無観客であれば、関わるスタッフの数も大幅に削減できるというものです。

問題は、人を密集させないことですから、普通ならスタジアム、それが無理ならパプリック・ヴューイングなどで観戦して盛り上がるような形をうまく規制できるのかという点にあります。それは、オリンピックに対して責任が無い、我々のような一般人の行動にかかっていると言えなくもない。

最近の国内の感染状況を見ると、確実に新規感染者数は減少しており、あと数か月我慢の生活を続ければ、少し明るい先の見通しが立つかもしれない感じです。また、ワクチン接種が進めば、それはさらに確実度を増すものと思われます。

もちろん変異株の問題もあり、事態は単純ではありませんが、少なくともオリンピックがきっかけで感染者が増えるかどうかは、一般人の意識にかかっているのではないかと思います。