2021年12月20日月曜日

2021年総決算


毎年、この時期になると1年を総括した「総決算」というタイトルの記事を書いていますが、今年は去年に続きコロナ渦の影響で、低調な1年という以外、ほとんど書くべきことがありませんでした。

思い出そうとしても、特段変化は思い出せず、何とか雇用を守るので精一杯。業績は回復したとは言えず、現状を何とか維持していたというところでしょうか。

ある意味、この状況に自分も、スタッフも、そして患者さんも慣れてしまったという1年だったのかもしれません。月によっては、昨年より患者数の少ない時もあったのですが、もう今更スタッフの勤務を減らすと言うわけにもいかない雰囲気で、かと言って増やせる状況でもない。

昨年の患者数激減の際に、自分の取り分は生活費と住宅ローンだけにしましたが、これもほとんど変わらずで、我が家の教育が終了しているからいいようなものの、今後に関わる「老後の資金がありません」というのは現実味を帯びています。

そういえば、車が変わりました。コロナ渦直前にちょっと余裕が出てきていたので、リースでレクサスとかに乗っていたんですが、毎月のリース料が高いのでやめました。遠出ができない状況で、ほとんど自宅とクリニックの往復しかしないので1500ccの安全装備第一の車に乗ってます。

まぁ、あんまり弱音ばかり言ってもしょぅがない。中には公的援助を申請するクリニックもあったりする状況ですから、何とか自前で維持できているのは良しとするところです。

クリニックも17年目に入りまして、目下のところ一番心配なのは、自分も含めて設備の老朽化。自分のことでは、老眼の進行が顕著。たいていは眼鏡無しでなんとかなりますが、細かいことをするのにメガネが必要。これがけっこううっとおしい。

レントゲンの撮影機械でエラーがよく出るようになり、点検してもらったらレントゲン線を放射する管球が傷んできているとのことで、消耗品なのでしょうがないことですが、突然撮影できなくなる可能性があります。その時は、大至急で管球の交換をしてもらうしかないのですが、これが安くない(百万円くらいかかる)。

システムとして、ほぼ強制的に導入しないといけないのが、例の「マイナンバー・カード」が保険証のかわりになるというやつ。今月、電話回線をISDNから光通信に変えたのは、実はこれを導入するため。マイナンバー・カードを機械に通してもらうと、数秒単位で有効な健康保険が確認できるという・・・言葉だけで言うと優れモノ。

ただし、高齢者では自己負担割合が1~3割でいろいろなのが、きちんと電子カルテに自動入力されるわけではないらしい。また多くの人が持っている健康保険に併用する医療証については、ほぼ自動確認は無理で手入力するしかない。要するに、受付職員の手間が増える方が多く、全員がマイナンバー・カードを提示してくれなければ、クリニック側としてはあまりメリットが無い。

今のところ、運用の仕方を受付でいろいろと考えてくれていますので、来年から実用としたいと考えています。みなさんにできるだけマイナンバー・カードの取得をお願いしたいところです。健康保険証との紐づけはクリニックの機械ですぐに可能です。

趣味的な話としては、今年はひたすら時間があると映画をみています。もちろん映画館に出向くほどの余裕は無いので、ブルーレイかDVDディスクによるパソコン画面での鑑賞です。映画好きの正しい鑑賞法とは言えそうにありませんが、その時期によってテーマを決めて集中的に見れるのは悪いことじゃない。

去年の11月の007シリーズに始まり、監督としてはスティーブン・スピルバーグ、デヴィッド・フィンチャー、ウェス・アンダーソン。今まであまり見てこなかった戦争物、そしてオールテイムのSF名作などを、ほとんどはレンタル落ちの安いメディア、時にはAmazon Primeの無料視聴を利用してきました。さすがに映画は探せば探すだけ見ていない作品が出てくるので、底が見えてきません。まだまだ当分続きそうです。