専門医という制度は、自分が医者になった頃にはまだありませんでした。ただし、専門医制度を作るという動きは各学会にあって、自分の在籍していた大学でも、教授が将来制度が稼動したときのことを考えて研修医ノートというのを作って医局員に配布していました。
研修医ノートには、自分が担当した患者さんのリストを書く欄、執刀した手術の記録を書いておく欄、参加した学会や発表した演題を書く欄などがあって、これだけ見ればすぐにでも申請ができるようになっていました。今だったら、個人情報の関係でとても許されないかもしれません。
整形外科の場合は、日本整形外科学会がその認定を行うのですが、まず学会の会員になって6年を経過していること、そして主治医をした患者さんのカルテと手術記録を20人分を出して申請するものでした。そして、筆記試験と面接試験をうけることになるのです。
実は、最初のチャンスでは自分は不合格でした。自分のそのままの実力で合格しないと意味がないとつっぱったことを考えていて、いわゆる「過去問」というものには見向きもしませんでしたし、あらかじめ勉強することもなかったのです。
しかし、筆記試験は相当に細かいところを突っ込んでくる問題が多くて、通常の診療の中では知らなくてもいいようなことが多かった。しかも、面接試験では部屋に入るなり、「お辞儀が悪い」と言われて、小笠原流のお辞儀の仕方をくどくどと説明される(あの面接官はどこの大学の教授だったのかしら?)始末で、あえなく撃沈。
そこで、先輩から茶色い表紙の過去問の乗っている本をもらって、次の年は万全を期して望みました。ところが、試験会場では周りを見ると、みんな緑色の表紙の本を持っているではありませんか。後で知ったのですが、数ヶ月前に新版が発売されていたのです。試験は新版から多くの問題が出題されていたということです。
まぁ、いろいろありましたが何とか専門医の資格を取ることができましたが、じゃあどんな役に立つのかというと・・・・ほとんど現状では役に立ちません。つまり専門医を持っていても特に有利な点はほとんど無いといっても言いすぎではありません。
かえって専門医資格を維持するために使うお金や時間(教育研修講演をひたすら聞く必要があります)のほうが膨大で、休みが取れない開業した医者にとってはけっこう大変なことなのです。とりあえずとったからには、何とか維持していくしかありません。というわけで、とにかく単位をとり続ける努力をし続けるわけです。
2010年5月27日木曜日
日本整形外科学会 in 東京国際フォーラム
整形外科の医者にとっては、一番大きな学会です。とにかく専門医を維持するためにも参加しないわけにはいかないのです。
午前の診療が終わってから、有楽町までやってきました。
それにしてもIT化の流れというのは凄いものです。ICカードで参加の記録がすべて管理されます。
しかし、内容はどうなんでしょうか。単位をとるための研修講演ばかりで、いろいろな病気を討論する場ではなくなりました。
2010年5月26日水曜日
今日はリウマチの勉強
いつも、何かとためになる話をお聞かせいただいている聖マリアンナ医科大学の山田秀裕先生の話を聞いてきました。ずいぶんと偉い先生なのですが、地の利のせいか何かと講演を聞く機会が多いのです。
今夜の話題は高齢発症リウマチについて。一般には40歳前後での発症が多いとされている関節リウマチですが、実際には高齢発症が少なくない。高齢の方はわざわざ遠い大学病院まで行くことが難しいので、開業医をしているとだいがくの先生方が思っている以上に遭遇するように思います。
高齢者の場合、とにかく治療が難しい。一般的に使われる抗リウマチ薬は副作用のリスクが高いために使いづらい。副作用が出るとリカバーが難しいので、どうしても慎重にならざるを得ないのです。
当面の痛みを抑えることで日常生活の能力を何とか確保することに主眼を置くと、ステロイド薬を使った治療が中心になる。ところがステロイドも多くの副作用があるために、やたらと使うわけにはいきません。
ところが今日の山田先生の話は、高齢者にも生物学的製剤を使うという話だったのです。まごまごしていると寝たきりになってしまうことを考えると、いくつかの条件はあるものの生物学的製剤を早くから導入できることが望ましいということです。
もちろん、副作用などの問題点を理解していただけることが大事で、量はできるだけ少な目からスタートしていきます。確かに、いろいろな副作用が起こるかもしれない内服の抗リウマチ薬よりも、生物学的製剤のほうが副作用のポイントは絞りやすいわけです。
すぐに実践というわけにはいかないかもしれませんが、治療に難渋する患者さんに対する選択肢を広げるという点では大変に有意義な話を聞くことができたと思いました。
比較的クローズな講演会でしたので、こういう会のほうがより実際的な各論の話を聞きやすく、大変有意義です。また、チャンスがあれば参加したいと思います。
今夜の話題は高齢発症リウマチについて。一般には40歳前後での発症が多いとされている関節リウマチですが、実際には高齢発症が少なくない。高齢の方はわざわざ遠い大学病院まで行くことが難しいので、開業医をしているとだいがくの先生方が思っている以上に遭遇するように思います。
高齢者の場合、とにかく治療が難しい。一般的に使われる抗リウマチ薬は副作用のリスクが高いために使いづらい。副作用が出るとリカバーが難しいので、どうしても慎重にならざるを得ないのです。
当面の痛みを抑えることで日常生活の能力を何とか確保することに主眼を置くと、ステロイド薬を使った治療が中心になる。ところがステロイドも多くの副作用があるために、やたらと使うわけにはいきません。
ところが今日の山田先生の話は、高齢者にも生物学的製剤を使うという話だったのです。まごまごしていると寝たきりになってしまうことを考えると、いくつかの条件はあるものの生物学的製剤を早くから導入できることが望ましいということです。
もちろん、副作用などの問題点を理解していただけることが大事で、量はできるだけ少な目からスタートしていきます。確かに、いろいろな副作用が起こるかもしれない内服の抗リウマチ薬よりも、生物学的製剤のほうが副作用のポイントは絞りやすいわけです。
すぐに実践というわけにはいかないかもしれませんが、治療に難渋する患者さんに対する選択肢を広げるという点では大変に有意義な話を聞くことができたと思いました。
比較的クローズな講演会でしたので、こういう会のほうがより実際的な各論の話を聞きやすく、大変有意義です。また、チャンスがあれば参加したいと思います。
2010年5月25日火曜日
美空ひばり
昭和の象徴のひとつでしょうか、美空ひばりさん。自分の父親が現役のファンだったんでしょうね。
自分が知った頃は、スタージママの代名詞だったおかあさんが活躍していた頃。「川の流れのように」などの記憶に残るヒット曲は晩年の話ですが、それでもその存在感は強いインパクトがありました。
それにしても、平成元年6月24日が命日というのは日本全国的には美空ひばりさんの命日として有名です。
しかし、実はそれ以外に忘れてはいけない日なのです。
実は・・・結婚記念日です。それも自分の。今日は1ヶ月前。カウントダウンが始まりました。男性にくらべて女性は記念日が大事(by ユーミン)ですからね。
結婚式の当日、結婚式そのものの話題よりも今朝ひばりさんが亡くなったという話題でいっぱいだったのです。まあ、今となっては記念日を忘れないためにもよかったかもしれません。
自分が知った頃は、スタージママの代名詞だったおかあさんが活躍していた頃。「川の流れのように」などの記憶に残るヒット曲は晩年の話ですが、それでもその存在感は強いインパクトがありました。
それにしても、平成元年6月24日が命日というのは日本全国的には美空ひばりさんの命日として有名です。
しかし、実はそれ以外に忘れてはいけない日なのです。
実は・・・結婚記念日です。それも自分の。今日は1ヶ月前。カウントダウンが始まりました。男性にくらべて女性は記念日が大事(by ユーミン)ですからね。
結婚式の当日、結婚式そのものの話題よりも今朝ひばりさんが亡くなったという話題でいっぱいだったのです。まあ、今となっては記念日を忘れないためにもよかったかもしれません。
2010年5月24日月曜日
小机 〜 味楽
小机という場所は、横浜市の北部の中では新横浜よりこっちで港北ニュータウンよりもあっち。というような、意外と行かない場所だったりするわけです。
街としても比較的古い地域で、あまり気の利いたお店があるというイメージがない(ゴメンナサイ)。
今夜は、味楽という和食の店に行って、東海から女子医に一緒に出ることになった先生と楽しく食事をしました。その先生は北新横浜で整形外科をやっているわけで、自分より10歳くらい若い、いまだに独身貴族のイケメンです。
自分は東海大学を退職して行きましたが、彼は東海から出向という形でした。でもその後自分より1年くらい後に近くで開業。
うちが、やっと50人患者さんが来たという頃に、あっちは100人。今ではうちがやっと100人来ることもあるというと、毎日150人くらいだということで、開業医としては大成功をおさめているのです。
一応、自分の方が先輩ですが、まぁそんなに威張れるようなこともないので、逆に若い院長の話を参考にして、明日からのエネルギーを分けてもらったという感じでしょうか。
味楽という店は、ひとつひとつの料理は丁寧な作りで、素材にもずいぶんと気を使っているようでした。味も悪くない。茶碗蒸しと思ったらフォアグラが混ぜてあったり、和食の店なのに最後は牛ステーキだったりと、かなりモダンなセンスが目立ちました。
街としても比較的古い地域で、あまり気の利いたお店があるというイメージがない(ゴメンナサイ)。
今夜は、味楽という和食の店に行って、東海から女子医に一緒に出ることになった先生と楽しく食事をしました。その先生は北新横浜で整形外科をやっているわけで、自分より10歳くらい若い、いまだに独身貴族のイケメンです。
自分は東海大学を退職して行きましたが、彼は東海から出向という形でした。でもその後自分より1年くらい後に近くで開業。
うちが、やっと50人患者さんが来たという頃に、あっちは100人。今ではうちがやっと100人来ることもあるというと、毎日150人くらいだということで、開業医としては大成功をおさめているのです。
一応、自分の方が先輩ですが、まぁそんなに威張れるようなこともないので、逆に若い院長の話を参考にして、明日からのエネルギーを分けてもらったという感じでしょうか。
味楽という店は、ひとつひとつの料理は丁寧な作りで、素材にもずいぶんと気を使っているようでした。味も悪くない。茶碗蒸しと思ったらフォアグラが混ぜてあったり、和食の店なのに最後は牛ステーキだったりと、かなりモダンなセンスが目立ちました。
2010年5月23日日曜日
eco life
昨夜は猛然と眠気に襲われたため、大変手拭ブログで失礼しました。そのお詫びといってはなんですが、今日は大変ecoな話。これを知っているとお得度はUP島栗という話です(・・・というほどでもありませんが)。
いろいろなおかずに重宝する長ネギ。普通の根深ねぎは辛味があって、しばらく水にさらさないと生では使いにくいですよね。その点便利なのは万能ねぎ。
万能ねぎは辛さがなくて、そのまま使うのには大変おいしい。そこで何かと使いたくなることが多いのですが、根深ねぎと比べるとやや値段が高くなります。
そこで、使った後にそのまま捨てないでコップに水を入れて、根っこの部分を単純に突っ込んでおきましょう。すると・・・
あ~ら、不思議。どんどん伸びる伸びる。今回の分は、写真の状態になるのにたったの3日間しかたっていません。3日でなんと10cmくらい成長しているのです。
ですから1週間もすると、また十分に使える程度になります。屋内での水栽培ですから、色はあまり濃くなりませんが、食べるのになんの問題もありません。
その気になれば、一度始めれば二度と買う必要がなくなるかもしれません。
ねっ、お徳でしょう?
2010年5月22日土曜日
早寝
それにしても五月だというのに暑いこと。今年は冬が長くて、いきなり夏になったみたいですよね。春はあったんでしょうかね。
今週やったことは、木曜日には年に二回やっているヘルパー養成講座の講師。さすがに何度もやっていると、パターンは慣れてきてあまり準備無しでも困ることはありません。ただし、今回はいつもと場所が違っていて、遅刻しそうになってけっこうあせりました。
金曜日は医師会の理事会。書くと問題があるかもしれませんが、今回は自分が報告することはないので、実は買ったばかりの携帯をいじっていました。
そんなところが、今週の日記でして、週の前半しは天気も悪く比較的クリニックはまったり状態でしたが、金曜と土曜はけっこう新患の方も多くてかなり喋り疲れたというのが本音です。
とにかく疲れを持ち越さないように、今夜は早めに寝ることにしますのであしからず。
今週やったことは、木曜日には年に二回やっているヘルパー養成講座の講師。さすがに何度もやっていると、パターンは慣れてきてあまり準備無しでも困ることはありません。ただし、今回はいつもと場所が違っていて、遅刻しそうになってけっこうあせりました。
金曜日は医師会の理事会。書くと問題があるかもしれませんが、今回は自分が報告することはないので、実は買ったばかりの携帯をいじっていました。
そんなところが、今週の日記でして、週の前半しは天気も悪く比較的クリニックはまったり状態でしたが、金曜と土曜はけっこう新患の方も多くてかなり喋り疲れたというのが本音です。
とにかく疲れを持ち越さないように、今夜は早めに寝ることにしますのであしからず。
2010年5月21日金曜日
電脳生活 Part2
そんなわけで、電子手帳はいつのまにか消えていって、携帯電話に余りある機能が詰め込まれることになりましたね。でも、やっぱなんか物足りないのです。なんて言えばいいんでしょうか、う~ん、つまりですね、携帯は携帯であってパソコンではないということでしょうか。ですから、どんなに機能があっても、電話として使う以上の興味がわかないのです。
すると、当然自分のような「パソコンマニア」が注目してきたのがスマートフォンというもの。もちろんその代表がiPhoneであることは文句のつけようがない。基本的にはアップル嫌いの自分としてはiPodにしてもiPhoneにしても、これから出てくるiPadにしてもどうもなじめない。
しかしスマートフォンについてだけは、どうしても他が貧弱ですからiPhoneに下ることもやぶさかではないという気持ちになりかけていたのは本当。そこへ登場したのが、Sony EricssonのXPERIAです。
もう、まさに救世主。基本的にSONYが大好きに自分にとっては地獄で仏状態です。いろいろマイナスも指摘されていますが、もうこれしかありません。今までNTTで10年間、auを10年間使ってきて、またNTT docomoに鞍替えです。
じゃあ、なんでiPhoneじゃだめなのかというと、まずSOFT BANKであること。お父さん犬のアイテムは魅力的ですが、やはり通信圏に対する不安があります。自宅ではdocomoでさえやや不安定なのです。
次に外部カードを入れられないということで、これはいろいろな意味で自由度の低下を意味しています。もっともそれがアップルらしいところですがね。そして、最新でもカメラが比較的低解像度であること。携帯で唯一使う通話以外の機能がカメラなんです。
今日ついにXPERIAを手に入れました。ネットでいろいろと言われている悪いところはいろいろありますけれど・・・それほどタッチパネルが反応悪いとは思えません。電池の減りの速さは・・・噂通りです。数時間で半分くらい無くなっています。こりゃ、大変だ。
とりあえず、電話の使い方とGoogleメールの設定だけはして、最低限持ち歩いている意味があるようにはできましたが、まだまだよくわかりません。とくに日本語入力に慣れるのにだいぶ時間がかかりそうです。
基本的にはGoogleが作ったAndroid OSを使っているので、Googleのサービスを最大限にうまく利用することが鍵のようですね。ちょっとずつカスタマイズして楽しんでいきたいと思います。
2010年5月20日木曜日
電脳生活 Part1
その昔、電子手帳というものが・・・ひそかに・・・流行った時期があります。
自分の場合は10年くらい前でしょうか、SONYのクリエを使ってみましたが、それはそれで楽しかったわけです。Palm OSというのを元に、ネットには繋げない範囲で通常のパソコンでする作業の大半が可能だったんです。
手帳ですから、カレンダー機能での日程管理、アドレス帳での住所録、ToDoリストでのやることリストの管理などは得意中の得意。
PDFも見れるし、ワープロや表計算もいじれたし、カメラ(30万画素だったか)もついていたわけです。当時は512Mのメモリースティックを入れるだけで、もう余りある空間を使いきれませんでした。
音楽だってOKで、データベースも扱えて、辞書も入っていて、もうこれでなんか文句あっかぁ~という状態でした。入力もATOK for Palmでタッチペンを利用して、手書き認識でスラスラ。
インターネットにつなぐということも可能ではありましたが、まだまだそれほど必要性は多くなく、あえてしなくても困ることはなかったですよ。
当時に思っていたのは、あとはこれで携帯電話機能が追加されれば鬼に金棒だなぁ、ということでした。ところがSONYがすぐに撤退してしまったので、結局中途半端で終わってしまいました。
でもって、時代は移り変わり、携帯電話にいろいろな機能が追加されて、いまや携帯電話についてくる機能といったらすべて把握することは無理なくらいいろいろです。10年前の電子手帳と比べたら、今の携帯のほうがよほど高機能でしょう。
そんなわけで・・・ (to be continued... )
自分の場合は10年くらい前でしょうか、SONYのクリエを使ってみましたが、それはそれで楽しかったわけです。Palm OSというのを元に、ネットには繋げない範囲で通常のパソコンでする作業の大半が可能だったんです。
手帳ですから、カレンダー機能での日程管理、アドレス帳での住所録、ToDoリストでのやることリストの管理などは得意中の得意。
PDFも見れるし、ワープロや表計算もいじれたし、カメラ(30万画素だったか)もついていたわけです。当時は512Mのメモリースティックを入れるだけで、もう余りある空間を使いきれませんでした。
音楽だってOKで、データベースも扱えて、辞書も入っていて、もうこれでなんか文句あっかぁ~という状態でした。入力もATOK for Palmでタッチペンを利用して、手書き認識でスラスラ。
インターネットにつなぐということも可能ではありましたが、まだまだそれほど必要性は多くなく、あえてしなくても困ることはなかったですよ。
当時に思っていたのは、あとはこれで携帯電話機能が追加されれば鬼に金棒だなぁ、ということでした。ところがSONYがすぐに撤退してしまったので、結局中途半端で終わってしまいました。
でもって、時代は移り変わり、携帯電話にいろいろな機能が追加されて、いまや携帯電話についてくる機能といったらすべて把握することは無理なくらいいろいろです。10年前の電子手帳と比べたら、今の携帯のほうがよほど高機能でしょう。
そんなわけで・・・ (to be continued... )
2010年5月19日水曜日
新型骨粗しょう症
いつもあざみの棒屋先生がNHKの「ためしてガッテン」の話題をしているのですが、今夜は自分の領域に飛び火してきました。というのは、今夜のテーマは「新型骨粗しょう症」ということで、整形外科医としては聞き捨てならない。
それにしても、この番組の構成といったら、どうも思わせぶりすぎてちょっとイライラするぅ~(いとうあさこ風)
小さいことを膨らませられるだけ膨らませて、なかなか本題にはいらないんですよ。
ちょっとリウマチの方面ばかりの勉強ばかりしていて、実は「新型骨粗しょう症」という言葉を聞いたことがありませんでした・・・が、しかし!! 確かに、通常いわれているような骨密度の減った状態(強度の低下)ではなく、剛性(つまりしなやかさ)が現象したところから来る背骨の圧迫骨折というのは、それほど珍しい話ではありません。
でも、正直に白状しますと、その剛性の低下の原因が、糖によるものというのは知りませんでした。どうもすみません。骨の剛性は骨内のコラーゲンによるものですが、糖がコラーゲンの架橋強度を増して、かえってしなりがなくなり折れやすくなるというのは知りませんでした。
もともと、骨密度というのは測る場所によってばらつきが大きいし、検査自体の誤差も少なくない。さらに骨密度以外の要素も加わってくれば、今後骨粗しょう症の評価というものが難しくなっていくことは間違いありません。
経験的に糖尿病の患者さんではやや骨折が起こりやすいというのは珍しい話ではないのですが、そういうわけでしたかというわけで、ガッテンしたわです。なかなかさまざまな最新知見を吸収することは大変でして、こういう番組もけして悪くはないなぁと思いました。
ただ、一般の方から見ると、病気の怖さをあおられているような構成の番組であるという印象は否めません。天下のNHKといえども視聴率を無視することはできないという現実があるんでしょうね。
それにしても、この番組の構成といったら、どうも思わせぶりすぎてちょっとイライラするぅ~(いとうあさこ風)
小さいことを膨らませられるだけ膨らませて、なかなか本題にはいらないんですよ。
ちょっとリウマチの方面ばかりの勉強ばかりしていて、実は「新型骨粗しょう症」という言葉を聞いたことがありませんでした・・・が、しかし!! 確かに、通常いわれているような骨密度の減った状態(強度の低下)ではなく、剛性(つまりしなやかさ)が現象したところから来る背骨の圧迫骨折というのは、それほど珍しい話ではありません。
でも、正直に白状しますと、その剛性の低下の原因が、糖によるものというのは知りませんでした。どうもすみません。骨の剛性は骨内のコラーゲンによるものですが、糖がコラーゲンの架橋強度を増して、かえってしなりがなくなり折れやすくなるというのは知りませんでした。
もともと、骨密度というのは測る場所によってばらつきが大きいし、検査自体の誤差も少なくない。さらに骨密度以外の要素も加わってくれば、今後骨粗しょう症の評価というものが難しくなっていくことは間違いありません。
経験的に糖尿病の患者さんではやや骨折が起こりやすいというのは珍しい話ではないのですが、そういうわけでしたかというわけで、ガッテンしたわです。なかなかさまざまな最新知見を吸収することは大変でして、こういう番組もけして悪くはないなぁと思いました。
ただ、一般の方から見ると、病気の怖さをあおられているような構成の番組であるという印象は否めません。天下のNHKといえども視聴率を無視することはできないという現実があるんでしょうね。
2010年5月18日火曜日
不満だらだらけだらけ
民主党は柔道女王を担ぎ出し、一方自民党は落語家に女番女優ですか。高速道路は新料金にするかと思うと、やっぱりやめたと。
宮崎の口蹄疫の問題だって、一地方の問題というよりも、日本の食全体にかかわる大きな問題であるはずですが、永田町は夏の参議院選挙のことだけしか考えていないのでしょうか。
少子化大臣は沖縄基地問題ばかりを閣内から反対しているだけで、仕事をしているのかわからない。厚労省大臣はまったく存在しているのかもわからないくらい影が薄い。
民主党幹事長はいまだに検察からにらまれているし、そもそも総理大臣だって、公約違反といわれると「あれは党の約束ではなく、自分の意見」とか言っているわけです。
じゃあ、自民党は? というと、もうすでに形だけのものになっていて、すでに国政をまかせられるようなものではないでしょう。もう、完全に日本の国会は一部の政治屋と、舞い上がっている成り上がりの素人政治家だけしか生き残っていないのでしょうか。
こんなことばかり考えているときりがありませんが、そしてブログでこういう政治の話題を書く事はあまりいいことではないとはわかっていますが・・・
もう国民のため息だけでも、日本の二酸化炭素排出量はうなぎのぼりです。
宮崎の口蹄疫の問題だって、一地方の問題というよりも、日本の食全体にかかわる大きな問題であるはずですが、永田町は夏の参議院選挙のことだけしか考えていないのでしょうか。
少子化大臣は沖縄基地問題ばかりを閣内から反対しているだけで、仕事をしているのかわからない。厚労省大臣はまったく存在しているのかもわからないくらい影が薄い。
民主党幹事長はいまだに検察からにらまれているし、そもそも総理大臣だって、公約違反といわれると「あれは党の約束ではなく、自分の意見」とか言っているわけです。
じゃあ、自民党は? というと、もうすでに形だけのものになっていて、すでに国政をまかせられるようなものではないでしょう。もう、完全に日本の国会は一部の政治屋と、舞い上がっている成り上がりの素人政治家だけしか生き残っていないのでしょうか。
こんなことばかり考えているときりがありませんが、そしてブログでこういう政治の話題を書く事はあまりいいことではないとはわかっていますが・・・
もう国民のため息だけでも、日本の二酸化炭素排出量はうなぎのぼりです。
2010年5月17日月曜日
問題点
うれしいことですが、5月はここまで大変調子が良い。何がって、クリニックのことです。自分で言うのも変ですが、それはそれでいろいろ問題が噴出してきます。
まず、待合室のこと。どうしてもお待たせする時間が増えてしまう。整形外科は強い痛みや出血するような怪我をしている方がいると、順番を多少変えざるを得ないことがあります。それで受付でクレームを言われるようなことがおきてしまいます。
もちろん、待っている人が増えると、自分もつい間違えて順番と違った人を呼び入れてしまうことがある。また、リハビリ室を利用する方が、診察の順番で待っている方より早くに呼ばれることがあったりします。あ~、もう患者さんの「まだぁ?」という視線が痛い。
そこで、お願い。どうも皆さん受診する行動パターンが同じになりやすく、こないときはぱったりと来ないのに、いったん来だすと一斉に集まって混んでしまうのです。いつが空いているとはっきりと言える訳ではないのですが、少なくとも午前については10時半ごろから混みだすことが多いので、朝早くかそうでなければ午後に来ていただいたほうがよいようです。特に土曜日はその傾向が強いと思ってください。
混んでくると、診察する側としてはよりていねいにするしかないので、はっきり言って待てない方に便宜をはかるわけにはいきません。待っているのは他の方もおなじですからね。まぁ、そんなこともめったにあるわけではないんですけどね。
それと携帯電話の問題。うちのクリニックでは、携帯電話は皆さんのマナーにまかせているのですが、最近は待合室でも平気で通話をする方が少なくない。今までは診察室でいきなり通話をする方には、はっきりとマナー違反と言っていましたが、さすがに待合室もパブリックスペースということを考えると「常識的」にはやめてもらいたいです。
たまたま先日、待合室で通話を始めた方のすぐ横にペースメーカーを入れている患者さんがいました。実際に携帯電話でペースメーカーが誤動作したという話は聞いたことがないのですが、その患者さんは大変不安になったということです。
携帯電話がこれだけ広まって、便利に使われていることを考えると何でも禁止ということを言っても無理があるわけです。しかし、やはりマナーというものがもっと徹底されるべきなのかもしれないと思いました。まぁ、できるだけ個人の常識を尊重したいとは思いますが・・・
まず、待合室のこと。どうしてもお待たせする時間が増えてしまう。整形外科は強い痛みや出血するような怪我をしている方がいると、順番を多少変えざるを得ないことがあります。それで受付でクレームを言われるようなことがおきてしまいます。
もちろん、待っている人が増えると、自分もつい間違えて順番と違った人を呼び入れてしまうことがある。また、リハビリ室を利用する方が、診察の順番で待っている方より早くに呼ばれることがあったりします。あ~、もう患者さんの「まだぁ?」という視線が痛い。
そこで、お願い。どうも皆さん受診する行動パターンが同じになりやすく、こないときはぱったりと来ないのに、いったん来だすと一斉に集まって混んでしまうのです。いつが空いているとはっきりと言える訳ではないのですが、少なくとも午前については10時半ごろから混みだすことが多いので、朝早くかそうでなければ午後に来ていただいたほうがよいようです。特に土曜日はその傾向が強いと思ってください。
混んでくると、診察する側としてはよりていねいにするしかないので、はっきり言って待てない方に便宜をはかるわけにはいきません。待っているのは他の方もおなじですからね。まぁ、そんなこともめったにあるわけではないんですけどね。
それと携帯電話の問題。うちのクリニックでは、携帯電話は皆さんのマナーにまかせているのですが、最近は待合室でも平気で通話をする方が少なくない。今までは診察室でいきなり通話をする方には、はっきりとマナー違反と言っていましたが、さすがに待合室もパブリックスペースということを考えると「常識的」にはやめてもらいたいです。
たまたま先日、待合室で通話を始めた方のすぐ横にペースメーカーを入れている患者さんがいました。実際に携帯電話でペースメーカーが誤動作したという話は聞いたことがないのですが、その患者さんは大変不安になったということです。
携帯電話がこれだけ広まって、便利に使われていることを考えると何でも禁止ということを言っても無理があるわけです。しかし、やはりマナーというものがもっと徹底されるべきなのかもしれないと思いました。まぁ、できるだけ個人の常識を尊重したいとは思いますが・・・
2010年5月16日日曜日
Emerson Lake & Palmer / Pictures at an Exhibition
ムソルグスキーは19世紀半ばにロシアで活躍した国民楽派5人組の作曲家の一人。酒に溺れて(?)、比較的早くに亡くなって、作曲数はそれほど多くはありません。それでも、クラシックの名曲として必ず数えられる物の中に「禿げ山の一夜」と「展覧会の絵」があります。展覧会の絵は1874年の作品で、亡くなった友人の画家の追悼展覧会での印象をピアノ独奏の組曲にしたもの。多くの有名なピアニストに取り上げられています。ところが、たいてい誰もが耳にしたことがあるのはオーケストラ版でしょう。これはフランスのモーリス・ラベル(ボレロで有名)によって編曲された物。出だしのトランペットから印象的で、原曲の持ち味を残しつつも都会的な精錬されたアンサンブルになっています。
ところが、自分の場合、さらに強烈なインパクトがあったのがこれ。エマーソン・レイク&パーマーによるプログレッシブ・ロック版です。これは発表されたのは1970年ですから、もう40年も前のもので、当時はビートルズより、もっと演奏、特にアドリブを聴かせるバンドが登場し始めた頃。
ハードロックの代表はイギリスのレッド・ツェッペリンとアメリカのグランド・ファンク・レイルロード。いずれもこの頃に来日して後楽園球場とかでコンサートをやって、多いにわかせたものです。それに対して、やや芸術的なちょっと小難しいことをやるのがプログレッシブ・ロックで、キング・クリムゾン、イエスが代表でした。
そしてナイスというグループでキーボードをがんがんに操って人気があったキース・エマーソンがクリムゾンのベース&ボーカルを担当していたグレッグ・レイクと、アトミック・ルースターのドラムだったカール・パーマーとトリオを結成したのがエマーソン・レイク&パーマーでした。
デヴュー・アルバムは衝撃的なアルバムでしたが、それを上回ったのが三枚目の「タルカス」。キーボード中心のトリオで演奏するには、もうこれ以上のことはできないだろうと思えるような究極のアルバムで、おそらくロックの歴史の中でもBEST10に入ることは間違いないでしょう。
ところが、その間に発表された二枚目のアルバムがなんと「展覧会の絵」だったのです。オリジナルのタルカスよりは多少評価が落ちるのはしょうがないとして、クラシックの名曲を完全に自分たちの音楽として消化しきっているのです。
最初のテーマの「プロムナード」はエマーソンのハモンド・オルガンの音から始まります。そこへレイクの硬質なベース音が切り込んでくる。パーマーの二本の手と二本の足だけとは思えない驚愕のドラムが音の洪水をかき分けていくのです。このあたりの編曲能力だけでもたいしたものですが、そこにオリジナル曲をいくつか滑り込ましていて、それが何の違和感もないのもすごいことです。
さらに凄すぎて唖然としてしまうのは、これだけ練りに練った音楽がライブ録音であることです。オーバーダビングとかすればどうにでもなるわけですが、ライブでは正真正銘三人だけですから、この一糸乱れぬ演奏からの緊張感といったらそりゃもう気が遠くなりそうです。
はっきり言って、今の時代の音楽はそのバンドでなくてもかまわないような、聴く側の好みを中心にしたものばかりです。あの頃は、それぞれのバンドが、「これを聴け!!」という具合に、独自のワールドを強烈に持っていて、誰も真似できるようなものではありませんでしたね。
2010年5月15日土曜日
Pietro Spada / Donizetti Complete Piano Music
ロッシーニ(1792-1868)とともに、19世紀前半にイタリアを代表するオペラ作曲家として有名だったのが、ドニゼッティ(1797-1848)。オペラの作品だけでも70くらいあるようで、数だけならライバルのロッシーニやベッリーニよりも多くの作品を残している。ところが現在ではほとんど顧みられることはなく、CDを探してみてもごく限られた数曲のオペラしか出てこない。ましてや、そんなドニゼッティのピアノ曲なんてものは・・・いや、それがあるんですね。なかなか、マニアックな趣味をくすぐるような演奏ばかりを録音してくれているのがピエトロ・スパダさんというイタリアのピアニストが全集を出していました。
実は「ノクターン」の創始者として有名なジョン・フィールドのピアノ全集を唯一録音していて、これがなかなか良いのです。半年前くらいに購入してから、スパダの他の作品を探していて気になっていたのがこのドニゼッティだったのです。
ドニゼッティの時代はベートーヴェンよりも少し後、シューベルトと同い年、シューマンよりもちょっと前というところ。一番自分的には美味しい時代ということで、いわゆる古典派からロマン派への移行期になるわけです。
ところが、いつものHMVではほぼ入所困難状態でなかばあきらめていたのですが、こういう時はAmazonが本当に役に立つのです。世界中から、売れ残っているほぼ廃盤みたいなCDの情報がけっこう入ってきているので、HMVでは無理でも割と簡単に手に入ったりするのです。そんなわけで、法外なコレクター価格ではなく、正規のリーズナブルな値段で新品をゲットすることができました。
さて、内容はというと、まさに予想通りです。ベートーヴェンよりも明るく、シューベルトほど理屈っぽくなく、シューマンほど甘すぎず、ほどほどにイタリアンなピアノ曲集なのです。どちらかというと古典派に近いのだろうと思うのですが、おそらく自分で演奏する方にもわかりやすいものなのではないでしょうか。
逆に言うと、同じ頃にショパンが、ピアノ曲を芸術音楽として完成させていたわけですから、当時としてもやや流行に遅れていたのかもしれません。いろいろなピアニストがこぞって演奏したくなるほどの強烈なインパクトは無いのかもしれませんが、肩肘はらずに楽しむことを音楽の基本と考えるなら十分に成立する内容ではあります。
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