2026年10月1日木曜日

電子カルテPC入れ替え


古典的な暦だと10月から冬ですが、現代の感覚ではいよいよ秋が深まるのが10月です。

今年も気象は異常な状態で、9月は連日雨。雨が降らなかった日が無いというのは、記憶にも記録にも残る「大事件」と言えます。

10月初日も台風接近で雨予報。しかし、超「秋の長雨」はそろそろ終わって、ここからはやっと秋晴れが拝めそうです・・・よね、気象予報士の皆さん。

こんな天気が続くので、葉物野菜を中心に野菜の値段が高い。

サラダの主力になる、レタス、キャベツをふんだんに使いにくい、一時は高騰していたキュウリは、少し落ち着いてきた感じがします。こういう時、やはり価格の優等生と言われるのが、もやしときのこです。

なんて話はともかく、今日の話題は電子カルテです。

うちのクリニックは開院以来、電子カルテを使用しているのですが、最初の使用するパソコンはWindows XPだったのが歴史を感じます。数年後にいろいろ不都合が出てきたので、一式全部を入り替えたのがWindows7でした。

また数年して、入れ替えることになり次はWindows10で、これは長めに使っていたのですが、6月に一台が物理的に壊れてしまいました。急遽予備機を代替えにしてしのいでいたのですが、こうなると他のPCもいつトラブルが起きても不思議はない。

電子カルテのベンダーと相談をして、いよいよ9月なかばに入れ替えを行いました。今回はWindows11です。診察室のPCをサーバー兼用として、受付に2台、リハビリ室に1台という構成で、当然院内だけのクローズなLAN環境での使用が前提です。

ただし、昨今のハッキング事例の急増により、国からもOSは最新のものを使用し、厳格なセキュリティ・ソフトを併用するようにとのお達しがあるとのことで、それに沿った仕組みが導入されました。

最近はPCパーツが高騰していて、ベンダーが推奨するハードをそのまま用意すると目の玉が飛び出しそうな値段でした。予備機はあきらめて、サーバー以外は自分で手配することにして、何とか想定予算内に収めました。

そのかわりと言っては何ですが、とにかく電子カルテが使えなくなったらクリニックは回らないので、ベンダーが用意するバックアップ以外は、自分で管理するしかない。予備機がないので、まずはサーバー機のクローンを作成しました。

以前なら無料ソフトでも簡単だったんですが、最近は無料はほぼ皆無。有料でも、Windows11のセキュリティのハードルがかなり上がっていて、いろいろ細かい設定を理解しないと難しい。さらにセキュリティ対策で導入されたソフトがとびきり頑固者で、いろいろな操作を拒否しまくるので、シルバーウィークはほとんど、これらの試行錯誤で終わりました。

また、別の大きな問題もあって、レントゲン画像の閲覧問題です。画像サーバーはいまだにWindows7で動いていて、電子カルテのPCをクライアントにして診察室にデータを転送していました。ところが、入れ替えとなると、クライアント・ソフトをメーカーに入れなおしてもらうしかありません。

ところが、Windows11は対応できないの一点張りで、インストールは頑なに拒否されました。電子カルテと画像ビューアを別々のパソコンでコントロールするのはかなり面倒なことなので、いろいろ考えた挙句、新しいPCから旧PCにリモートで入って画面を出すことにしました。最初だけはいくつかのステップが増えましたが、何とか同じキーボード、マウスで操作できる状況を再現できたので、当面はこれでよしとします。

あとは、安全策として自分でも電子カルテや画像のデータのバックアップを作っておくことで、二重、三重の安心をえるようなシステム構成として、3週間ほどたってやっと日常的な作業として定着できるものになりました。

世の中、電子化が進んでいますが、それに伴いデータの漏洩の問題は、アナログな盗難よりも簡単になってしまったように思います。閉鎖的なクローズなLANだからと安心していられないので、今後も注意を払うようにしなければならないと改めて肝に銘じた次第です。