2011年7月16日土曜日

プリウスα ~ ぞうさん

ぞうさん ぞうさん お鼻が長いのね
そーよ、納期も 長いのよ

と、いうわけで増産です。今日の中日新聞の1面記事は、納車を待ちわびている者にとっては、大変嬉しいニュースを伝えています。

エコカー減税来春終了で駆け込み増産へ トヨタ「プリウスα2011年7月16日 10時04分
トヨタ自動車は、プリウスαの大増産に乗り出す方針を決めた。エコカー減税が来年春に終了するため、少しでも多くの顧客に恩恵を受けてもらおうというもの。今の生産ペースでは、現時点で注文しても納車は来年4月以降になる見通しだが、6月に約4千台だった生産台数を、7月は約6500台、8月は8千台超と引き上げ、9月には6月の3倍以上となる約1万3千台を造る方針。

これで、場合によっては年内納車もありうるという事態になるわけですが、実はこれで逆に減産になってしまうのが、通常のプリウス。αはいらないと思っている人にとっては、痛いニュースになったかも。

まぁ、少なくとも1年待ちという納期のせいで、キャンセルもかなり出ることが予想されますから、なんとか顧客の気持ちを継ぎとめるという営業的な思惑もあるんでしょうね。

実は、もう一つ中日新聞には興味深いニュースが載っています。

トヨタ、小型HVを東北で生産 エンジン工場も建設
2011年7月16日 09時16分

トヨタ自動車は、年内にも東北地方で新しい小型ハイブリッド車(HV)の生産に乗り出す方針を固め、豊田章男社長が19日に仙台市で、東北地方の震災復興支援策として詳細を発表する。小型HVはプリウスCとして知られ、「ヴィッツ」級のサイズで、ガソリン1リットル当たり40キロ超の燃費性能を見込む。

いよいよプリウス・ブランドの「カローラ」化が本格化してきます。それにしても、トヨタにはいくつもの販売チャンネルがあって、トヨタ系列同士の競合がきびしかった。

昔から「トヨタの敵はトヨタ」と言われていたわけですが、プリウス・ファミリーは全ての系列ディーラーでの扱い。さらに、そこへ自社内の売れ筋の人気車種も追い落とすようなプリウス・ブランドの投入(αはWISH、Cはヴィッツ)ですから、ディーラーも大変です。