2016年1月5日火曜日

人の波


正月に人が集まる場所は限られていて、特に老若男女が出かけるのは初詣。毎年日本で一番初詣に訪れる参拝者数が多いのは原宿の明治神宮で、今年もすごいことになっていました。

何十年も前の話ですが、友人と大晦日に集まり、初詣のはしごをしたことがあります。スタートが明治神宮で、大勢の人が本殿に向かって行進していくわけですが、とにかく驚いたのは途中に信号機が設置されていたこと。

行く人と帰ってくる人が信号機で整然と整理されているのは、なかなかたいしたもので、いかにも「日本人」らしいところ。普通なら5分くらいで到達する本殿まで、ずいぶんと長くかかったと思います。

さらに、やっと本殿に到着してびっくりなのが、横に数十メートルに設えた賽銭スペース。直前まで行くのはかなり大変なので、みんな後ろの方からも投げる投げるで、当然前の方の人に当たるのは当たり前。

イベントとして一度は体験する面白さはありますが、少なくとも、まじめに初詣をするなら元旦の深夜に行くもんじゃないと思いました。

今年も、明治神宮に向かう表参道はすごい人の波。ここでも、今年の曜日の関係で三が日に人手が集中したのかもしれません。

ふだん、これだけ人が集まる場所に出かけることが無いので、あまりの多さに気持ち悪くなりそうで、二度と都会人にはなれそうもない。

ただ、ちょっと気になったのは、そこら中から聞こえてくる話し声。一見、日本人かと思ったら、聞こえてくるのは(たぶん)中国語。中国では「お正月」は2月ですから、この時期にそんなに日本に来なくてもいいのに・・・国の勢いの差というものなのかもしれません。

新年は昨日から診療を再開しましたが、昨日は全体の数はたいしたことはなかったのですが、とにかく初診が多かった。3人に1人が初診で、待合室は「人の波」。どんなに頑張っても待ち時間は増える一方。

それでも、お帰りになる方もいないし、受付に順番を聞きに来る方もいなかったので、こちらも必死にやりました。午前4時間、午後4時間、ほとんど喋り続けで、正直へばりましたが、今年も頑張らないといけないということですね。