2016年2月7日日曜日

インフルエンザ流行のピーク


インフルエンザの流行がピークに達しそうです。ここ1~2週間が山場になりそうです。

グラフは東京都のものですが、全国的に大きな差はありません。今シーズンは、昨年末までは、ほとんど動きがなく、年明けから患者さんが急増しています。

これは、ほとんど例年通りの動きと言えそうで、特に少なくもなく多くも無くというところかもしれません。

昨シーズンは、流行の始まりが早くて、12月中にピークを迎え、流行期が長めでした。過去には2009年のように秋口から始まるという異例の年もありました。

今シーズンのインフルエンザウイルスに対するワクチンは、3価から4価へとなり、従来のA型2種+B型1種からA型2種+B型2種に変更されました。これは、流行末期、つまり春先にB型が増えやすいことに対する対策です。

その年に流行るウイルスの型をWHOが予想してワクチンの製造を行うわけですが、製造には当然数か月以上かかるので、予想が決まるのは春。どうしても、当たりハズレが出ることはしょうがない。

ただし・・・安心してください。当たってますよ!!

今シーズンのワクチンに含まれるウイルス株と、現在流行中のものとはほぼ同じようです。予防接種をしていれば、普通は大丈夫です・・・が、予防接種をしたら必ず免疫を獲得しているという保証はありません。

免疫力がついても体調をくずしていればかかるかもしれませんし、注意するにこしたことはありません。特に今シーズンは、当初製造メーカーの問題で、ワクチンの供給が不十分でしたので、ワクチン接種をしていない方が多いかもしれません。

うがい、手洗い、人混みではマスク。感染症を予防するのには、基本が重要です。

全国の情報は国立感染症研究所、横浜の情報は横浜市のホームページで確認できます。