クリニックの夏季臨時休診のお知らせ
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2021年2月13日土曜日

チック・コリア


チック・コリアが、2月9日に亡くなった。

ジャズを聴かない人には、馴染みが無い名前かもしれませんが、今の時代にジャズの巨匠と呼べる数少ないミュージシャンの一人でした。

マイルス・デイビス門下生を中心にジャズを聴く自分にとっては、ジャズの世界では「アイドル」の一人であり、リアルタイムに追い続けてきただけに、昨日ネット・ニュースで記事を見つけた時はショックが大きかった。

60年代半ばから頭角を現し、ハービー・ハンコックに続いてマイルス・バンドに参加。70年代に入ると、キース・ジャレットにバトンを渡しました。キース・ジャレットは、昨年脳梗塞により事実上引退し、どんどんジャズの世界が狭まっていく感じです。

1972年の「Return to Forever」は、ジャズにロックとラテンのフレーバーを持ち込んだ、クロスオーバー初期の傑作。この前後にECMに吹き込まれた一連のものは、透明感のある美しいフレーズで満たされていました。

1976年からはPolydorから、ロック・テイストを強調したバンド名義のアルバムと、ファンタジー色の強いソロ・アルバムを並行して発表し、自分はレコードが出るたびに喜々として買いに走ったものです。

80年代以後は、エイトビートのいかにもジャズというアルバムも多くなり、目を付けた若手との共演もずいぶんと行って来ました。その中には、上原ひろみや小曽根真のような日本人も含まれていたのは嬉しい事でした。

しだいに忘れられているようなジャズの世界を牽引し続け、ずっと現役で活躍してきたチック・コリアですから、いなくなると益々ジャズの灯火は細々となってしまうように思います。

79才。今どきだと長生きとは言えない年齢でした。

合掌