2022年5月11日水曜日

ゴーヤのカルボナーラ


気候が温かくなって来ると、スーパーに必ず並ぶようになった野菜の一つがゴーヤ(にがうり)です。イタリアにもゴーヤ(Zucca amara)は食材としてありますが、いわゆる「スーパーフード」として近年は人気も上がっているらしい。独特の苦みが癖になる野菜ですが、沖縄料理のチャンプル以外にあまりレシピが普及していない感じです。

日高シェフの紹介するレシピにゴーヤを使ったものがあったので、早速試してみました。結論から言うと、カルボナーラのパスタにゴーヤを加えるもので、かなりいけてる味でゴーヤの食べ方としては定番に加えたくなりました。

ゴーヤの苦みは白い綿の部分なので、これをしっかりとこそぎ取れば、いろいろ紹介されているような下処理は不要です。おすすめは金物の計量スプーン。たいてい大中小の3本セットなんですが、これの中が丁度ゴーヤのカーブにぴったりで使いやすい。

ゴーヤは好きなだけ使えばいいんですけど、2人前だとゴーヤ1本くらいが丁度良い。2/3くらいはよくあるスライスにしますが、残りの1/3はミキサーでペーストにしてしまいます。ミキサーが面倒なら、摺り下ろしてもOKだと思います。

1%の塩を入れてお湯を沸かす。パスタを茹で始める。ボールにゴーヤのペースト、卵黄2個、生クリーム100ml、粉末にしたパルミジャーノレッジャーノ20gくらいを入れ、胡椒を振ったらよくかき混ぜます。量はお好みで問題ありません。

フライパンにオリーブオイル、SPAM(ポーク・ソーセージ)とスライスしたゴーヤを炒めます。茹で上がったパスタを入れて全体を馴染ませたら火を止めます。

そこへボールに用意したソースを流し込み、よーくかき混ぜ塩で味を調節します。火をつけたままでやると、卵が固まってボソボソになってしまうので注意。お皿に盛って、さらに胡椒を振ったら完成です。

ゴーヤに、卵、SPAMとくれば、まさにチャンプルの定番材料。合わないわけがない。生クリームが、ゴーヤの苦みをマイルドにしてくれるので、苦手な人でも十分にいけると思います。ゴーヤのレシピの一つとして、超おススメです。