2022年5月25日水曜日
ドルチェの話
ドルチェ(dolce)は「甘い」という意味で、ワインに使う場合は甘口を指します。イタリアのコース料理では、メイン・ディッシュ(secondo piatto)の後に登場するデザートがあり、これらを単にドルチェと呼んでいます。
どうも自分がデザート的な物にはあまり興味が無いので、こればっかりは頑張っていろいろ作ってみようと思わない・・・のですが、まぁ、いろいろ見ていくとこれなら簡単に作れそうだと思ったのでトライしてみました。
・・・というのが、パンナコッタ(Panna cotta)。それは何のこった? というダジャレがあったように思いますが、「調理したクリーム」という意味。日高シェフもドルチェの王道として紹介してます。
日高シェフは全部生クリームで作っていましたが、さすがに全部はしんどいので半分牛乳で作りました。バニラ・ビーンズは無いので、バニラ・エッセンスで代用。レモンの皮で香りを付けますが、これもレモン果汁を使いました。
生クリーム200mlと牛乳200mlを沸騰させないように火にかけます。バニラ・エッセンスをちょちょいと入れ、レモン果汁大さじ1杯くらい。そしてグラニュー糖を72gなんですが、実はその通り作ったらかなり甘い。50gくらいで十分かなと思いました。
温まったらゼラチン・パウダーを4.4g・・・なんですが、これもそのままだと本当にゼリーになってしまうので、3gくらいがとろんとした感じで丁度良いと思いました。容器に入れて冷蔵庫で数時間冷やすと出来上がりです。今回は苺をグラニュー糖で煮たソースをかけてあります。ミントの葉を飾れば完璧。
ドルチェとしては、たぶん最も有名なのがティラミス(Tiramisu)でしょう。かつて、空前のティラミス・ブームというのがありましたが、実はあんまり食べたことが無い。日高シェフのティラミスの紹介を見ると、材料も多いし手間もかかるしすぐにはできないのでとても作る気になりませんでした。ごめんなさい。
ジェラート(gelato)という言葉も良く知られていますが、「凍った」という意味で、まさにアイスクリームのこと。他にも手の込んだものがいろいろあるようですが、一方で単純なフルーツだけというのも珍しくない。自分で用意するならこれが簡単でお勧めです。