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2022年5月8日日曜日

茄子のインボルティーニ


インボルティーニ(Involtini)は、肉を主体として何かを巻いて煮込んだりする料理。一番わかりやすいのはロールキャベツかな。

茄子を使うのも珍しくはないようで、ネット上にレシピをあげている人がけっこういます(Involtini di melanzane)。茄子と生ハムで何かを包んで、トマト・ベースのソースで煮込んだりすることが多いようですが、今回は煮込みは無しで、巻き込んで完成ということでやってみました。

イタリアでは、大きめの米茄子か使われるようですが、今回は巻きやすい長茄子を使っています。茄子は、1本を4枚にスライスしました。軽く塩を振って、オリーブオイルを少しだけ振りかけたら、これを180゚cで20分ほどオープンに入れます。

中身は野菜を取り混ぜたカポナータにしてみました。トマト、セロリ、タマネギ、マッシュルーム、ズッキーニなどを数mm角に切って、ニンニク+オリーブオイルで炒め、軽めの塩胡椒で味を整えます。

焼いた長茄子スライスの上に生ハムを乗せ、まずカポナータを生ハムで包みます。この時の包む方向は長茄子の長軸と直交する方向。そして、長茄子をぐるっと巻いたら出来上がり。中のカポナータは外にはみ出たりはしません。

生ハムの塩味があるので、茄子やカポナータの味は薄くて丁度良い感じです。言ってみれば、イタリア風焼き茄子みたいな感じでしょうか。さらにソースで煮込んだり、上からかけてもいいんでしょうが、茄子の味を大事にしたかったのでこれ以上の細工はしませんでした。

茄子を焼いて柔らかくしないとうまく巻けませんが、焼き過ぎると表面が固くなってパサつきが出てしまう感じで、このあたりの加減が難しいところかもしれませんが、確かに巻いてからソースを絡めるとそのあたりをカバーできるのかもしれません。