2022年5月1日日曜日

アスパラガスロール


アスパラガスの定番中の定番の食べ方が、いわゆる「肉巻き」です。

肉にはベーコンを使うことが多いと思いますが、イタリアの肉巻きはプロシュートを使う。プロシュート(Prosciutto)は、塩漬けして熟成させた豚もも肉のこと。まさに生ハムなんですが、燻製処理はしていないことが最大の特徴です。

料理の名前は「Rotolini di asparagi」で、まさにアスパラガス巻という意味。

アスパラガスを、少量り塩入りの湯であらかじめ茹でておきます。ちなみに、端っこの固くなったところは切って一緒に茹でて冷凍しておくと、何かに使えるかもしれません。

茹であがったアスパラガスは水をしっかり切って、プロシュートをぐるぐると巻いていきます。実は、生ハムは手元になかったので、今回は生姜焼き用の薄切りロース肉です。なので、肉にあらかじめ塩胡椒を振っています。

細めのアスパラガスだったので、2~3本まとめて一枚の肉でまとめました。肉を巻く時、らせん状に斜めに巻き始めると、楊枝などで止めなくても大丈夫です。耐熱皿などに並べて、上にパルミジャーノ・レッジャーノを振りまき、オリーブオイルを一回ししたら、オーブンで200゚cで20分ほど焼いたら出来上がり。

オーブンを使うとハードルが高いと感じる人が多いように思いますが、それって慣れの問題。実際、オーブンに入れてしまえば、その間に手が空いて他のことができますし、ゆっくり火が通って食材の旨味を逃がしません。プロシュートを使う場合は、短時間のグリルで焦げ目を少しつける程度でもいいかもしれません。

いつもの普通のメニューっぽいのに、ちょっと一手間(というほどでも無い)かけただけで、かなりグレードアップしたごちそうになりました。