2010年7月6日火曜日

地域に密着するクリニック

このところの暑さというか、蒸し加減というか・・・

もぉ~、いやんになってしまいます。って、毎日同じことをぼやいてもしょうがない。

それにしても、話はどーんと変わりますが、地域に溶け込むクリニックという話。

開業してクリニックを始めると、「地域に密着」とか「地域に貢献」という言葉は嫌が応にも避けては通れない呪文のような感じです。

最初から、地域に密着した医療をしようと思っても、実際にどうすればいいか具体的なイメージを持つことができる医者はそうは多くないでしょう。

自分も実際にどういうことが地域に密着なのか、よくわかっていなかったというのが正直なところです。

医師会の仕事を通して、区役所や地域の中核病院との話し合いをいろいろやっている。市のケアプラザに定期的に顔を出すこと。

そういうことが増えてきたことも地域に根付いてきたことのひとつであることは間違いありません。しかし、患者さんとのコミニュケーションに勝るものはないかもしれません。

よくきていた患者さんが来なくなると心配。病院に来ないのがいいことなんですが、それはそれで心配なわけです。以前よく通院していた患者さんで、たまたま近くホームセンターで見かけると、あー元気だったんだと嬉しいものです。

初診はたまたま来たという患者さんが多いわけですが、再初診は違います。これはうちを選んできてくれるわけです。再初診の患者さんが多いと、それはうちの評価として素直に受け止めることができます。

まぁ、もうじき5年たちますので、やっと地域に密着するということが実体験として理解できるようになってきた気がします。もしかしたら、開業医としてやっとスタートラインについたのかもしれません。