これは、驚いた!!
TARKUS (タルカス)とといえば、Emerson Lake & Palmer のプログレッシブ・ロックの名盤中の名盤。それをなんと、フルオーケストラに編曲してぶちかまそうという企画。
その昔、LPレコードの片面全部を使って20分以上にわたるロックシンフォニーに狂喜乱舞したものです。たった3人だけで演奏しているとは、とうてい思えない重圧感のある練り込まれた音楽には、心底まいったと思っていました。
72年の来日公演では、後楽園球場(?)での模様をテレビで見ましたが、レコードだらかできた演奏と思っていたら、ちゃんとライブでもやりきっていたのに感動しました。
EL&Pの演奏をパロったのがギタリストの成毛滋で、ドラムスにつのだひろ、ベースに高中正義を従えたフライド・エッグで"オケカス"という演奏を披露。タルカスのエッセンスをうまく拾い上げた演奏はなかなかのものでした。
今回のクラシック版を編曲したのは奇才吉松隆。否が応にも期待は高まります。まだ発売まで3週間余りあり、当然まだ耳にすることはできないのですが、面白くないわけがない。
いつものHMVで即予約を入れてしまいました。今年はEL&Pが来日公演をするそうで、タイムリーな企画でもあります。もともと、楽典知識がしっかりとしたEL&P(ロック・ミュージシャンには珍しい!?)の音楽ですから、むしろオーケストラに向いているような気がします。