2011年3月25日金曜日

東日本大震災から2週間

今年もあと281日。早いもんです。ついこの前、正月があって、成人式があり、首都圏でもやっぱり雪が降るんだと思ったのもつかの間、近年まれに見る花粉飛散が話題になり・・・

そして、あの時から時が止まってしまった日本人が数多くいるのではないでしょうか。東日本大震災は、早くも今年のニュースの第一位の座を決めてしまいました。

その後は・・・?

2週間経過した頃でも、原子発電所の状況は一進一退。長引けば長引くほど、さまざまな憶測を呼び、巷には様々な不安材料が撒き散らされていきました。

これは、実際に各地に飛散している放射性物質よりも、もっと怖いものであるかもしれないのです。

ガソリンはだいぶ手に入れやすくなり、スタンドの行列もだいたい解消されてきたようです。スーパーの商品はだいぶ戻ってきましたが、計画停電の関係でスーパーマーケットなどのお店は、なかなか営業時間が定まりません。

節電の関係もあって、いろいろな夜間の行事はどんどん中止になりました。日本リウマチ学会も、4月の学術集会を早くも延期を決定。5月の日本整形外科学会の方も、延期を検討中です。

3月中のちいさな研究会は、ことごとく中止か延期。季節がら、送別会など賑わうはずの季節ですが、飲食店街は営業できない店が少なくない。

テレビは震災一色だった報道番組はだいぶ減って、通常の番組がだいぶ戻ってきましたが、ちょうど年度末で元々安上がりなバラエティ番組ばかりになる時期ですから、テレビ局の安易さはより際立っている気がします。

しかし、直接的な被災地を除いて、着実に、少しずつではありますが、人々の暮らしは元に戻ろうとしています。これから、どうやって立て直していくのか。日本の能力が大きく問われる時期が近づいているわけです。