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2011年3月21日月曜日

ガソリン不足

首都圏での買いだめ行動はだいぶ落ち着いたのか、スーパーの棚にもだいぶ商品が並ぶようになったと思います。しかし、ガソリン不足は依然として続いており、生活に直結する問題となっています。

もともと、中近東の危機があって、石油の輸入に不安が生じていた時期でした。特にリビアの内戦は、影響が大きいようです。ちなみにリビア内戦についに米仏などが軍事介入を開始したというニュースは、本来なら世界のトップニュースです。

今回の地震と津波の被害で東北太平洋岸の精油所の多くが稼働停止状態であり、復旧のめどはたっていません。

関東地方は一部を除いて、今週中には再稼働される見込みだそうです。安全を確認して再稼働するのは、容易ではないと聞きました。西日本の精油所は増産を行って、積極的に東日本に向けて供給を開始しています。

しかし、被災地への物資輸送や避難所での暖房用、あるいは被災地からの避難用として供給されることが最優先です。しかし、現実にはなかなか思ったように供給ができていないということです。

そもそも、多くのタンクローリー車と運転手が被災しており、運搬手段もかなり減っているということです。また、まだまだ道路や鉄道、あるいは港などが復旧していないことが原因となっています。また、放射線を恐れて近づかないというような話も出ています。

政府は東北地方で十分な量が、今週中には供給される見込みといっています。首都圏で十分な供給が確保されるのはその次ですから、まぁ楽観的に考えれば3月中はしょうがないというところなのでしょうか。

停電などの問題で、鉄道・バスなどの交通手段が安定していないために、どうしてもガソリンが無いことが不安を強くしていると思います。実際、自分も先週は何度か利用しましたが、停電でもないのに運休になっていたりして、なかなか時間が読めないのには困りました。

スタンドのガソリン待ちの列に割り込んで傷害事件が発生というニュースもありましたが、どうしても、ガソリンが必要な人は当然いるわけで、少ないガソリンを求めて道路に長蛇の列ができるのもやむをえません。

ただ、ガソリン足りなくて並んでいるなら、少なくともエンジンは停止してもらいたいと思います。わずかではありますが、アイドリングだけで貴重なガソリンを減らすのはどんなもんでしょうか。