2011年3月10日木曜日

みどりのおばさん

まだいるのかしらん? 小学生の時、学校の近くの横断歩道あたりで、子どもが安全に道を横断できるように、黄色い旗を持って誘導するおばさん。

着ている服が緑色だったので、「みどりのおばさん」という呼び名で親しまれていたのだと思うのですが、本当に緑色の服を着ていたのかは記憶が定かではありません。

単なる交通整理だけでなく、けっこう子どもの名前もしっていたりして、ちょっとしたことでほめてくれたり、小言をいったりと、けっこう子どもにとっても親しみのある近所のおばちゃんみたいなものでした。

当時は、なにしろ神風ダンプなんていうようなものが道路を駆け抜けていく時代、しかも物凄い排気ガスをぶちまけていくわけで、みどりのおばさんは働き甲斐があったと思います。

最近知ったのですが、みどりのおばさんというのは正式には学童擁護員と名称。今でも存在はしているようですが、数はだいぶ減ったんでしょう。うちの近くでは、朝の学童擁護は在学生のおかあさんが持ち回りでやっていることが多い。

社会全体で、子どもの成長を見守っていくシステムの一つだったと思うんですよね。そのまま消えてしまうのは寂しい感じがします。