震災から六日。最初のばたばたから、多少は落ち着き始めているところもあり、一方で福島原発のように、いまだに現場では死を賭けた戦いをしている。
海外での震災の報道の様子なども、だいぶ紹介されるようになってきましたが、その中で「沈着冷静な日本人」という評価がたびたび聞こえてきました。
日本人のいいところでもあり、ある意味国際社会の中では弱点となる「がまん強さ」という点が、今の混乱の中ではうまく引き出されているのかもしれません。
しかし、実際にはガソリンをはじめ電池、米、パンをはじめとする様々なものが店から消えてしまい、政府からも買いだめを控えるように再三の呼びかけがあるわけです。
1回の地震のことだけであれば、そのようなことはなかったかもしれません。地震のあとも継続的な原発事故の恐怖と、驚異的な回数を記録している余震活動が、市民を不安解消行動に走らせる原因としてあることは間違いありません。
つまり日本人は起こったことに対しては「がまん」をしていますが、次の「憂い」に対する「備え」を考えているわけでしょう。単に「物資はありますから冷静に」という説明だけではなかなか簡単にはおさまらないかもしれません。
とにかく、今日本は外国から最も注目されている国の一つです。日本人として、のちのちに恥ずかしい気持ちにならないような行動をしっかりしていかないといけない時です。