ずーっと情報を追っかけてきたのトヨタの新型コンパクト・ハイブリッド車「アクア」の価格がついに決定したようです。今日はいつもお世話になっているディーラーに行っていろいろと話を聞いてきました。とは言っても、価格情報はほぼ間違いないようですが、最終的には12月7日に正式な発表となるようです。
今回の車の価格については、トヨタはどこまでも慎重な姿勢を崩しません。他社との関係、減税との関係、さらには自社内での関係など、あまりに多くの要素があり、トヨタとしてもギリギリまで熟考中というところでしょうか。いずれにしても、12月3日からの東京モーターショーに出展する以上、ここでの実車の展示の評判を最終チェック項目としているわけです。
さて、気になる価格ですが、消費税込みの値段は
Lグレード 169万円
Sグレード 179万円
Gグレード 185万円
ということになりました。メーカーオプションについては不明。ディーラーオプションについても不明です。
9月末に「価格は170万で調整中」という報道があったわけですが、まさにSグレードの価格が170万+消費税で179万円という設定になったということでしょうか。少なくとも、一般の消費者が購入するにはあまりに装備を削っているLグレードが170万円でなくてよかったというところでしょぅか。
一番の売れ筋と予想されるSグレードを170万円としていたところは、まぁなんとかトヨタの心を汲んであげれるギリギリのラインでした。自分の予想は、ぴったりとはいきませんでしたが、当たらずとも遠からずという結果でしょうか。
某有名な自動車評論家の方のサイトでは、Gグレードを189万円としていますが、SとGの装備の差を冷静に考えると、やはり10万円は大きすぎるかもしれません。自分も当初10万円差を予想していましたが、ステアリングがウレタンから本革巻き(+2万)、センターコンソール付加(+1.5万)、シート表皮格上げ(+1.5万)、後はいくつかのプラスチック素材のインテリアの色を変えるだけです。
今のところ購入希望者のグレードの比率は、おおよそG:S:Lは2:5:1くらいになっているようです。まぁ、そんなもんでしょう。コンパクトカーということで考えれば、全体で200万円を越すようでは、トヨタがいう「手が届く価格」という感じではありません。Sならば、減税込みでなんとか200万という設定は可能です。
今時のコンパクトカーというイメージからすると10~20万円は高めの設定。しかも、標準装備は、最近の一般的なものから10~20万円分は少なくなっている。つまり、総合的には20~40万円くらい割高感のあるの新車に対して、THSというハイブリッド・システムの付加価値をどれだけ許容できるかが購入するか否かの分かれ道になるでしょう。
いずれにしても、結局サプライズな価格にはならなかったようで、これはホンダなどのライバル車を意識するよりも、自社内のプリウスとヴィッツの中間のポジションをうまく埋めたというのが真相なのでしょうか。もしかしたら、12月7日に可能性は限りなく低いですが、最後のサプライズが用意・・・ってことはないでしょうね。
アクアについては、高めの設定だとしても購入希望者はかなり出ることでしょうから、あっという間に納車1年待ちはありうる話です。発表と同時にバックオーダーは数万台は間違いありません。
ところで12月発売の、もう一つのトヨタの目玉、PHVプリウスについては、どうもあまり予約は入っていない。まぁ、そりゃそうでしょう。まず価格が高い。330万くらいでしたっけ。しかも、減税・補助金に間に合うかというと、かなり難しいようです。さらに、充電設備などの設置・普及の問題もありますから、限られた人しか選択しようがないというところです。
そもそも、今日ディーラーに行ったのは、久しぶりにプリウスαの状況を確認したかったわけ。6月に注文してそろそろ半年。当初5月納車予定といわれ、増産体制で若干早まった感じでしたが、タイの洪水で部品調達がままならず、生産台数は激減。リチウムイオン電池の供給についても、まったく増えている雰囲気が無く・・・
で、結局今の納車ペースだと7月の生産で8月納車だと!! いゃ~、もう尋常事ではありません。ただ、トヨタのHPでは、10月はじめの時点で注文して来年9月以降の納車としていますから、実際は数ヶ月くらいは早まっていくかもしれないということで、結局1年待ちは変わらずという感じなのでしょうか。
3列車をあきらめて、2列車で今注文すれば3月ごろの納車ですから、いっそのこと・・・それより、別の車にするとかもありだったりして。臨機応変というのは自分の信条の一つですが、初志貫徹というのも人生の中で重要ですし、あ~もぉ~・・・・ふぅ・・・。