クリニックの周辺に住んでいる方の帰省が始まっているのか、年末で患者さんは少なくなってきました。自分にとっては、ゆつたりと診療ができるので、このペースは嫌いではありません。
ブログを書き始めて、毎年この時期になると一年間を通しての自分の総決算をしています。平成23年と言う年、とにかく東日本大震災が大きすぎて、自分のことなんてのはどうでもいいようなものです。それでも、今年の自分はどうだったのか、ちょっと振り返っておくことは無駄ではありません。
まず、4年間やらせていただいた医師会の役員を下ろさせていただいたこと。正直に言って、クリニックの仕事と当直バイトに医師会の仕事が加わると、クリニックがだんだん忙しくなってきたために、しんどくなってきました。
医師会という組織の意義は認めつつも、どこかで「医師会のために開業したわけではない」という気持ちが強くなってきたことは否定できません。
その一方で、昨年立ち上げた田園都市リウマチフォーラムは、今年はしだいに形態が出来上がり、今後の発展も見えてきたことはも大変嬉しいことです。
もともとは、近隣のリウマチを専門にしている先生方との勉強会としてスタートしたのですが、もっとひろげていこうということで、聖マリアンナ医科大学の山田教授に協力をお願いして、講演会を開催。主要学会の専門医のための単位も取れるようになりました。
来年は、1月に一般向けの講演会も行います。この地域で関節リウマチ診療をしっかりと行っていくための下地作りとして、更なる充実を目指していきたいと思っています。
この数年、リウマチ診療での重要性が増してきた超音波検査の機器の購入は、クリニック開設以来始めての高額機器の導入です。これはクリニックが成長したことの証であると同時に、さらに深い診療をしていくためのスタートになります。
クリニックのスタッフの方々にも恵まれ、今年は新しく受付スタッフを増員しましたが、すぐに溶け込んでいただき、自分としても大変に仕事がしやすいベストな環境が整いました。院長一人がいきり立ってもクリニックは成り立ちません。一人一人のスタッフが支えてくれていることに感謝感謝です。
個人としては、当直バイトが多少減りました。去年までは、常勤換算で週3日の勤務でしたが、今年は2.5日くらい。さすがに50歳を超えてからは、休日の重要性が身に染みてきています。当直で経験するほとんどが内科的な問題なので、自分の医者としての知識の継続には役に立っていますが、さすがに土日連直して、月曜日にクリニックというのはしんどいものです。
去年クリニックを医療法人にして一年がたち、組織としての完成度があがったことは間違いありません。開業して丸6年、次の区切りは10年目でしょうか。これからの4年間をどうするかは重要です。何らかの目的・目標を決めてむかっていかないと、しだいにマンネリに落ちていく。
自分のモチベーションをさらに高いテンションで持ち続けるために、来年はいろいろな試行錯誤をして是非次のステップを見つけ出したいと思います。