2011年12月19日月曜日

金正日総書記死去


今日は午前中から、北朝鮮が正午に重大発表というニュースがメディアを駆け巡りました。そして、発表されたのは17日に金正日総書記が死去したという、世界的には今年の一二を争う大ニュースでした。

日本も含めて、周辺国で北朝鮮からいろいろな影響を受けていないところはないといっていいでしょう。それも、良い影響ではありません。中国やアメリカという大国ですら、いいように扱われていました。

これは、「親の七光り」で始まった金正日の、最終的な実力なのかもしれません。方法の是非はともかく、少なくとも国の意思を強力に固めあげた手腕は認めざるを得ません。

しかし、問題は一人のカリスマ性によってのみ保てる手法ですから、総書記の死去により消えてしまうということです。後継者とされる三男は、どう見てもまだ経験不足。もしも、またもや「親の七光り」が始まるとしても、さらなる強権体制をしかないととても現体制を維持できないのでないでしょうか。

各国の対応も当然リセットされ、これから北朝鮮がどのような状況になるかを注意深く見守っていくしかありません。まぁ、困ったことが増えないといいんですけどね。