ギターが誰でも手軽に手にしやすい楽器であるということが、その大きな理由だと思います。比較的軽くて、価格もけっこう安いものもあります。一番のポイントはフレットという構造で、そこを押さえて弦を弾けば一定の音程が簡単に出せるということでしょぅか。
クラシック音楽と言うと、楽典と言うしっかりとした理論があって、これがなかなか難しくて、ちょっとかじってもまったく歯が立ちません。クラシック音楽の中でのギターは、当然弦楽器として古くからの歴史があり、バロック音楽の時代にはリュートと呼ばれています。
しかし、その後はあまり表舞台に出てくることは少なく、主だった作曲家の中でギターを多く取り上げているのは、パガニーニくらいではないでしょぅか。
自分とって、おそらく大多数の人にとってもクラシックギターが知られるようになったのはスペイン音楽の影響が大きい。そこんとこを地固めした偉人はセゴビアさんであることは間違いありません。
耳障りの少ない中音域を主体としてギターの音色は、誰にでも聴きやすい。ときどき、BGMとしてもゆっくり流しておきたい気持ちになったりします。