今夜は関節リウマチ関連の講演会にいってきました。正直言って、月初はレセプトがあってけっこうしんどい。ちなみにレセプトというのは、診療報酬請求のことで間違いがないようにしっかり点検して提出します。まぁ、クリニックの経営の根幹にかかわることですから、一番大事というわけです。
それで、必死に何とか終わらせて出かけて行ったわけですが、なんで聞きにいったかというと・・・演題です。まず、一つ目は女子医大の先生による女子医大のリウマチセンターが2000年から推し進めてきた患者調査の話。
ちょうど、自分が女子医大に移ったときから始まったもので、最初の数年にかかわったこともあり、ぜひ話を聞きたかったのです。自分が在籍中は、まだ結果が出てこなかったんですが、データが集積されるにつれて、通常の研究ではなかなか出てこないような、現場にそくした意味のある結果がいろいろ出てきて、しても興味深い。
そして、もうひとつが肺高血圧症の話。これは直接的にはリウマチとは関係が少ないのですが、リウマチとは切っても切れない膠原病の中では大変重要な合併症です。もちろん、この治療は簡単に外来でするものではありませんから、自分が直接行うことはありません。しかし、発症すると大変予後が悪く、知識としてきちんと頭の中に整理しておかないといけません。
リウマチと一言で言ってしまえば、単一の病気ですが、いやはやどうも底なし沼のように置くが深い。勉強しないといけないことばかりで、なかなか簡単にはいきませんね。