イエス誕生のお祝い第2日目。
BWV40 神の子の現れたまいしは (1723)
BWV121 キリストを われらさやけく頌め讃うべし (1724)
BWV57 試練に耐うる人は幸いなり (1725)
BWV248 クリスマスオラトリオ第2部 このあたりに羊飼いおりて (1734)
以上、4曲を聴きましょう。
普通は最初か最後、あるいはその両方にコラールが配置されているのが多いのですが、BWV40では罪をクローズアップして、コラールで会衆とともに再確認を繰り返すように配置されています。
今日は、別名「殉教者ステパノの記念日」とも言われているそうですが、BWV57は、試練にさらされ恐れるステパノの魂(ソプラノ)が、イエス(バス)に支えられて来世に進むということを、対話形式で進行させるものです。
いずれも、ちょっと重たい感じがあるのは、昨日はしゃすぎた反省の意味をこめているのでしょうか。
オラトリオ第2部も、比較的おちついた雰囲気。野宿する羊飼いのところに天使が下りてきて、「ダビデの町に救い主が生まれた」ことを告げ、「御子のもとに赴いて子守唄を歌う」ように促す様子が続きます。
ガーディナー先生の全集では、クリスマス関連は当然何枚かのCDに分散しているわけですが、オラトリオを除いてまとめたセットが発売されているので、とりあえず全集はいらないけどという方は、これが便利です。6枚組のボックスですが、かなりお買い得の価格です。