イエスの誕生を待ち望んで、静かに待つ期間が待降節。今日で、第4主日ということで、いよいよイエスの誕生が間近に迫ってまいりました。
300年前のライプツィヒでは、この期間は静かに祈りを捧げるだけで、華やかな音楽は禁止されていたので、バッハのカンタータの連続演奏は一休み。
この日のためのカンタータは2曲がありますが、いずれもワイマール時代のものになります。
BWV132 道を備え、大路を備えよ (1715)
BWV147a 心と口と行いと生きざまもて (1716)
ただし、BWV147aは有名な「マリアのエリザベト訪問の祝日」のためのカンタータの原曲で、一部が失われているもの。
BWV132のタイトルは、道路工事の勧めみたいですが、要するに目前のクリスマスの準備をしましょうということのようです。実際、音楽は室内楽的なコンパクトな編成で、派手さはなくSTBAの順にソロで歌い継いでいきます。