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2015年7月6日月曜日

プロフェッショナル

イチローが打てない!! マー君が勝てない!! 錦織が棄権!! 荻野も骨折!! なんていう、海の向うでの話がいろいろあって、日本人としてはいろいろと気になるところ。

イチローは年齢的な部分は否定できないわけで、さすがの名打者でも体力的な衰えは少なくないはず。スイングのスピードが鈍ってきているのでしょうか。

それより困ったものなのが、田中のマー君。去年痛めた右肘が完治せず、今シーズンはパっとしないどころか、ヤンキーズからさよならと言われるかもしれない雰囲気。

春から、このことについては予想されたことで、ケガをおして無理しても結果はついてこないのがスポーツです。当然といえば当然の成り行き。

専門家の方に言わせると、肘をかばって体が前に出すぎる投球フォームになっているそうで、その分スピードも出ないし、球もお辞儀しているんだそうです。

ケガをちゃんと治さないで登板するというのは、プロフェッショナルとしては残念。幾多の先輩方が、無理して選手寿命を縮めた事例があるというのに、明日が無い高校野球みたいなことをしていては、もう期待できないかもしれません。

水泳の期待の荻野選手は、ヨーロッパ合宿で右橈骨頭骨折、。橈骨頭は肘の外側で、前腕の2本の骨の片方の一番肘に近いところ。合宿先で、自転車で転倒して受傷したらしい。

水泳選手が、練習以外で自転車に乗ってケガをするとは、いったい何をしているんだかと思ったら、ちょっと事情が違うらしい。水泳連盟からの指示で、合宿中の移動手段として自転車を使っていたようです。

選手の移動ぐらい、もっと安全な方法を何故取らなかったのか。連盟側の責任は重大です。もっと、選手たちのことを考えてもらいたいものです。

橈骨頭は、血流の悪い場所で、骨癒合はうまくできないこともあります。手術で固定するのも、かなり難しい場所で、場合によっては接合をあきらめて、割れた骨片を切除してしまうこともある。今後のスイミング・フォームへの影響は、少なからずある可能性が高く心配です。

錦織選手のふくらはぎの肉ばなれは、あまり心配はないでしょう。完全に傷めたわけではないので、程度はたいしたことはないと思います。たまたまウィンブルドンという大きな大会と重なったのが不運。

彼ほどの選手であれば、数週間の休養と数週間のトレーニング再開で元の状態に戻してこれるのではないでしょうか。8月末からのUSオープンには、十分に間に合うと思います。

無理をせず、せっかくのウィンブルドンでも棄権するというのは、プロとして正しい態度です。別の角度からみれば、ここを休養すれば次はしっかり戦えるという自信の表れということもできるかもしれません。

マー君、プロとして参考にならないかな。そもそも、もっと身近なところに、ダルヴィッシュというお手本があるよね。