またまた、台風が近づいています。台風の直接の災害に見舞われる地域では、迷惑千万なところですが、台風が来るたびに猛烈な熱波もおさまってきた感じで、昨夜はちょっと寒いくらいになってきました。
気がつくと、8月もあと1週間。夏休みもお終いが見えてきて、こどもたちは宿題の仕上げに大忙しとなる頃です。もっとも、昔のように各教科からどっさり宿題が出るようなことは、最近はあまり無いようですから、けっこう余裕をかましている子も少なくない。
夏休みというと、ランニングシャツと短パンで、虫取り網を振り回して空き地を走り回るというのが、昭和のこどもの定番だったと思います。これは都会でも同じで、実際東京育ちの自分も、そんな夏休みを経験しました。
小学校には25メートルのプールがあって、夏休み期間は解放されていたので、毎日決まった時間は使えました。ただし、縦に泳ぐだけで、もちろんビーチボールなどで遊べません。かといって、海や有料のプールに簡単に連れて行ってもらえません。
なにしろ、都会ではホテルに設置されているプールしかなかったので、とにかく値段が高い。椿山荘とか、高輪プリンスなどのプールに行った覚えがありますが、ひと夏に一度くらいのもの。
当時から、大磯ロングビーチがありましたが、これはもっと高かったのではないでしょうか。あとは、八王子のサマーランドが有名でしたが、ここは行ったことがありません。
一番よく利用したのが、代々木体育館の奥にあったこどもプール。ここは安くて、こどもだけでも歩いて行ける場所にあり、比較的自由に遊べるというので人気でした。とくにプールサイドで、ボイルしたフランクフルトを串にさして売っていて、これがとにかく美味しかった。
今どきは、ゴミの焼却場に隣接して公共のプールがあったりしますので、冬でも余熱を利用した温水プールにもなって、一年中安く利用することができるのは嬉しいところ。
時代は変わっても、夏休みが終わると、日焼けしたこどもたちが元気に教室にそろうのがいいんじゃないでしょうか。あと1週間、目一杯遊んで真っ黒になってほしいものだと、昭和のおじさんは思うのでした。