我が家では、タイカレーは立派に市民権を得たメニューになっています。
もともとは、具材は鶏肉と竹の子だけのシンプルなものだったのですが、これがいつのまにか進化に進化を重ね、最近はほとんどタイカレー鍋状態になってきました。
鶏肉と竹の子は、もちろんはずせませんが、次に大事なのは厚揚げ。淡白な味の豆腐ですが、揚げた表面にスープがしみこんで、絶妙のハーモニーを奏でます。
さらにもやし、ざく切りのトマトもたっぷり。緑物は何でもいいのですが、今回はアスパラ。ゴーヤもいけます。
カレー・ペーストは、手に入りやすいメープロイのものを使いますが、辛さ的にもおとなしいイエローが食べやすい・・・が、やや辛さに物足りなさがある。どっちやねん、と言われそうですが、ここに韓国唐辛子の粉を適量入れるとちょうどいいかんじです。
ココナッツ・ミルクは缶詰が一番風味もあるんですが、全体がドロっとしすぎるところがあるので、必要量の半分にしておいて、あとは適量のココナッツ・ミルク・パウダーを使います。味の加減は、顆粒の鶏がらスープとナンプラーを適量。
この何でも適量といういい加減なところが、作り手の料理に対する姿勢を表しているかもしれませんが、適量でも美味しいんだから、問題はありません。