自分はタブレット・ユーザーではないので、Windows8で登場したモダンUIというのは、ちっとも便利ではありませんでした。
最近メインで使用するノートはタッチパネルですけど、液晶画面に指紋をべたべたつけて操作するより、マウスの方が圧倒的に速い。
Windows10の変わったところは、ネットにさんざん出ていますので、いまさらここでいちいち書き連ねてもしょうがないので、あくまでも個人の感想としてのざっくりした印象になりますけど、ちょっとだけ使用感を書いてみます。
とにかく全体的には悪くはない、つまり使い勝手はよくなったという感じ。デスクトップとタブレットのそれぞれのユーザーに、均等に配慮したUIは好感が持てます。
インストールも時間がかからなかったですが、OSの起動も速くて、ストレスはずいぶんと少なくなりました。とりあえず入れたのは、ASUSのU-38NというAMDのプロセッサを搭載した、数年前の機種。
今どきのIntelのCore i5とかi7とかに比べると、相当見劣りするスペックですが、もともとオンボードのグラフィックがRadionですし、もっとも、メモリを造設、HDDをSSDに換装してあり、重たい作業でなければサクサク動きます。
注目の一つはMicrosoftが長年Windowsに搭載してきたインターネット・エクスプローラを捨てて、新しいエッジというブラウザが登場したこと。
いろいろな情報をブラウザで表示できてしまうということですが、とりあえず何がそんなに便利なのかよくわかりませんでした。確かにPDFがシームレスに表示されるところは違うかなと思いますが、ふだん使っているFirefoxとの機能的な差ははっきりしません。
もう一つの売りになる音声による情報ツールのCORTINAは、日本版はまだ搭載されていません。向う1年以内に提供される予定となっています。ちなみにAndroid用の英語版CORTINAが使えるので、雰囲気はこれでわかります。
いろいろな設定をするコントロール・パネルはずいぶんと見た目が変わりました。ちょっと使っただけだと、設定したいのがどこにあるのか分かりにくい感じですが、このあたりは慣れるしかない。
アプリケーションの代表は、Microsoft OfficeとAdobeのツールということになるんですが、実はソフトのアップデートにかかる費用もばかにならないのでしていない。
Officeについては、もうずいぶんと前からフリーのLibreofficeを使っています。最新のver.5を入れてみましたが、とりあえず特に問題はなさそうです。AdobeについてはPhotoshopとIllustratorの二つですが、これもいまだにインストールしやすいVer.6を持っていて、ただしこれは古すぎてWindows7から使えません。
結局、この辺もいろいろなフリーウェアのお世話になっているわけですが、さすがにそろそろ最新版を手に入れないと厳しいかもしれません。とは言っても、少し待てばぞろぞろフリーのものが登場してくるでしょうから、しばらく辛抱してWindows7の専用機を残しておいてもいいかも。
いずれにしても、メインマシンをいきなりアップグレードするのは危険ですから、いろいろな情報をチェックしながら慌てず焦らずやった方がいいのにこしたことはありません。