なんか昔は、日本人は紙でできた狭い家に住んでいると外国から蔑視されていたという・・・その原因は、襖(ふすま)と障子(しょうじ)ですよね。
確かに紙でできているわけで、その点においては誤りはない認識ですけど、家全体が紙だったらとんでもないことになる。
襖にしても障子にしても、日本の和紙を用いた文化としては、それなりに重要なわけです。とは言っても、最近の洋風化した生活では、あまり見かけなくなってきました。
実際、うちのどこにも襖も障子もありません・・・というか、そもそも畳も無い。
どうも、そういうところにも年を取ってきた片鱗が出るというのか、妙に日本家屋的な部分に懐古的というか、憧れるみたいな気持ちが出てきます。
何ででしょうか。温かみがあるというか、今時で言う「オーガニック」な雰囲気かもしれませんし、まぁとにかく気持ちが落ち着くようなところかも。
とある店で、笹の模様のおしゃれな障子をみつけました。
いかにも和風×和風の相乗効果で、なかなかいい味をでしています・・・が、実はこれ、よく見ると笹は本物。
障子の向こう側に本物の笹があるんです。それが、障子に透けて見えている。おしゃれというか、粋というか、いやぁ~よくできています。感心しました。