孔雀は雉の仲間の鳥。
特に、雄が扇状に藍色の羽を広げた姿が美しい。こどもの頃に、動物園で本物を見た記憶があるような気がしますが、あらたまってまじまじとクジャクを見たことはありません。
ただ、美しい羽が昔自宅にあったように思います。どうして、何のためにあったのかは、まったくわかりません。
藍色を中心に、金色も混ざったみごとな羽は飾りらしい。雌に対するアピールで広げるためだけのものですが、自然界が 作った奇跡の紋様と一つと言えます。
もともとはインドから中国にかけて生息する鳥だったので、仏教の中でも大事にされ、日本にも伝わっているのでしょうか。
孔雀の羽をあしらった伝統工芸品はいろいろありますし、美術的にもいろいろな作品の中に登場します。造形や色彩をうまく再現できると、高貴な雰囲気が出て、それだけで物の価値が高くなるような気がします。