わさんぼん・・・盆の上で砂糖を三度研ぐことから。
日本の伝統的な精糖技術を用いて黒砂糖から作られる、四国の特産品です。現代なら、いわゆる角砂糖みたいなもので、江戸時代には砂糖を全国に広げて、いろいろな菓子ができる基本材料としてひろまったらしい。
見た目は「落雁」に似ていますが、和三盆はきめ細やかで口どけがよく、どちらかと言うとラムネ菓子に近い食感です。砂糖ですから甘いんですけど、上品な甘さ。
ぱくぱく食べるようなものではありませんが、ときどき口にしてほっとする・・・という感じ。いつも手元にあると嬉しいかもしれません。