言わずと知れた、木村拓哉主演の人気ドラマの劇場映画、第2弾です。
最初のテレビ・ドラマは2001年、ドラマのSP(2006年)を伏線として劇場版第1弾(2007年)があり、2014年にドラマとして復活、相変わらずの人気見せつけました。
ドラマの第2シリーズでは、最初のシリーズの話の基本にあった久利生検事と雨宮事務官との関係が無くなり、雨宮に代わって麻木事務官が登場しました。
ぶっちゃけ、松たか子ファンとしては雨宮が出ないHEROは、クリープを入れないコーヒー(古っ!!)みたいなもので、正直、違和感がずっとあったんです。
昨年の第2弾映画では、事務官から検事になれた雨宮が再登場し、二人の掛け合いが復活しました。ですから、もうこれは松たか子の雨宮検事を見るだけで価値がある・・・というか、それしか価値が無いという言い方もできるかもしれません。
つまり、内容的にはあまりすごいところはありません。本来、わざわざ映画にするほどの内容とは言えない。つまりSPドラマでも十分というところで、ストーリーの展開そのものは雑な印象を受けます。
今シーズンのTBSのドラマ、「99.9」は嵐の松潤主演ですが、おそらくHEROをかなり意識したドラマのように思います。こちらの深山弁護士も型破り、我が道を行く的な行動は久利生検事を思い起こす人が多いでしょう。
いっそのこと、久利生検事vs深山弁護士の法廷ドラマをテレビ局の垣根を超えて作ったら面白いと思いますけど・・・まぁ、無理でしょうね。
☆☆☆