2016年4月13日水曜日

サクラ散る


今年の桜は終了。

咲き始めるときは、まだかまだかと世間じゃ注目の的。開花宣言なんて、もうイベント化して、気象協会の方なんて連日テレビに登場して、ネクタイの色まで話題になっていました。

でも、散るときはあまり話題にならない。静かに花びらがハラリと落ちていくので、音もなく少しずつ薄桃色が減っていき、そして葉の芽がどんどん大きくなっていきます。

比較的長く花を楽しめた年・・・という予想は当たりでした。雨風が一気に花を蹴散らかすことはなく、だいたい2週間くらいゆっくりと花を見ることができました。

このあと桜は皐月に向かって緑萌える時期になり、来年もしっかり花芽をつけるため成長するわけです。

サクラ散る・・・というと、なんか寂しいことに使われる表現だったりしますが、それっきりでお終いということではなく、新たな再生の第一歩ということですね。

散るから咲けると思えば、悪いことではありません。サクラ散るは、サクラ咲くの第一歩です。