2016年4月29日金曜日

昭和天皇誕生日

おそらく40歳代以上の日本人にとって、一番馴染みがある天皇陛下と言えば、昭和天皇、裕仁様でしょう。

1901年4月29日生まれで、今年は生誕115周年ということになります。自分は戦後生まれの「戦争を知らないこどもたち」なので、天皇陛下は「日本国民の象徴」という存在だと教わりました。

国民の象徴というのは、何となく漠然としていてわかりにくい。国民の平均が天皇なのか、天皇のすることを国民が真似るのか・・・

終戦前後の知られざる裏側みたいなのが、少しずつ表に出るようになって、多少は理解できるようになってきました。

日本人の唯一の指導者たる天皇への精神的依存を利用して、戦後の混乱を一つにまとめるためにGHQが天皇制の存続を認めました。しかし、戦前の絶対的な権力の集中を避けるために、政治的な権力の一切を剥ぎ取ったのが「国民の象徴」につながると理解しています。

天皇陛下が、直接国民に何かをしてくれるわけではありませんが、戦後の裕仁天皇も、そして今生天皇である明仁様も、日本国民としてというより、人としてどうあるべきか体現するように生活をされているのだと思います。

いろいろな古くからのしきたりに縛られ、多くの制約がある暮らしはさぞかし大変でしょうし、それをまた我々一般人が真似をすることは到底無理というものです。

しかし、天皇というシステムがあることで、精神的な国としてのまとまり、何らかの支柱として機能が働いていることは間違いなく、やはり日本人としてなくてはならないものなんでしょうね。

今日は、昭和天皇の誕生日で、「飛び石連休」の初日。今では昭和の日の名前を変えましたし、5月4日が「みどりの日」として休日になって飛び石ではなくなりました。

自分の仕事柄、休日がたくさん入ると前後へのしわ寄せが大きくなるので、あまり嬉しくない・・・と以前から思っていましたが、最近は休日は休日としてしっかり体を休ませることも大事だと思います。まぁ、年取ったということでしょうけど・・・