監督 荻上直子 原作 群ようこ 主演 小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ。
「ハラゴシラエしてあるくのだ」というキャッチコピーで、フィンランドで食堂を営む主人公のもとに、ひょんなことから集まってくる人々との交流を描く、ほのぼのとしたヒューマン・ドラマ。
後にPascoのパンのCMとしても登場したので、映画を見ていない人にも雰囲気はかなり伝わっていると思います。
また翌年には同じスタッフ、キャストで「めがね」という映画も作られたので、小林聡美の癒し系映画の代表作という言い方もできるかもしれません。
特にこの映画を見て、すごいメッセージを感じるとかというものではありません。日常的な出来事を淡々と描いていくだけですが、もちろん登場する人物は、それぞれが独特の価値観を持っていて、そこから思わずニヤっとしてしまう笑いが随所に出てきます。
日常のありがたさみたいなものが感じられればいいんだと思いますが、何かホッとするような安らぎがつまった映画だと思います。
☆☆☆☆