クリニックの夏季臨時休診のお知らせ
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2020年12月5日土曜日

ジスカールデスタン


1974~1981年にかけて第20代フランス大統領を務めたヴァレリー・ジスカールデスタン氏が、12月2日、新型コロナウイルス合併症のため94才で亡くなりました。

たぶん、この名前に聞き覚えがあるのは中年以上で、若い人は知らないかもしれません。

自分が、中学~高校で世界史・世界地理の授業を受けていた頃に、世界情勢の話に伴って登場する人物で、名前が何となくインパクトがあって記憶に残りやすかったのを覚えています。

当時は、世界情勢は東西冷戦の時代。1962年のキューバ危機以後一気に高まった緊張が、少しずつ緩み始めた(デタント)時期と、1979年のソビエト連邦がアフガニスタン侵攻したことで再び緊張状態に戻った時期が含まれ、核戦争のリスクは現実的な怖さを伴なっていました。

同じ時期に東側の中心であったソビエト連邦を率いていたのはブレジネフ書記長、一方の西側の中心であるアメリカを率いていた大統領はニクソン、フォード、カーターらお歴々。

イギリスは、国王はずっとエリザベス2世ですが、首相はあまり記憶にない。ただし1979年に就任したサッチャー女史は強烈なインパクトを歴史に残しました。

1990年の統一まで東西に分断されていたドイツは、西側の首相をシュミット、東側のトップはホーネッカー議長でした。

日本はというと、いわゆる「三角大福」と呼ばれた自由民主党内の激烈な権力闘争の時代。田中角栄、三木武夫、福田赳夫、大平正芳が総理大臣を歴任しました。

西側の軍事同盟はNATO(北大西洋条約機構)、経済同盟はCENTOなどで、東側の軍事同盟はWTO(ワルシャワ条約機構)、経済同盟はコメコンというのがあって、世界中が東か西かに分かれていました。なにしろ40~50年前の話ですが、今とは世界情勢が随分と違っていました。

フランスの大統領は、なんとなく名前が記憶に残りやすく、ドゴール、ポンピドーに続いて就任したのがジスカールデスタンで、その後はミッテランということで、名前だけは知っている。

いずれにしても、これらの世界のトップとして活躍した方で、存命中はあとはカーター大統領くらいでしょうか。世界戦争の現実的なリスクが高かった時代でしたが、ある意味、今と違い東西対立だけに絞って理解すればよかったということかもしれません。