TEAM NACSにとっては前作から3年ぶりの「ニッポン公演」と銘打った本公演で、今回は戦国時代を舞台に名を馳せた武将たちの生き様がテーマ。タイトルの「(英語) ~ ××続ける××」はリーダー森崎のスタイルで、原案・演出も森崎が担当していますが、初めて脚本は外部の宇田学に依頼して作り上げました。
自分は戦国時代は得意じゃない。登場人物が多い上に、あちこちでくっついたり離れたりでごちゃごちゃしてよくわからない。ですから、最低限の歴史教科書に書かれていることくらいしか知らないのです。この作品では、戦国時代のごく一般的な史実を下敷きしていますが、物語として多くの改変が行われていますので、まずは物語の状況設定を理解するのには若干の時間を必要とするかもしれません。
今川義元についたのが徳川家康(安田顕)と明智光秀(大泉洋)。織田信長(戸次重幸)には柴田勝家(森崎博之)と豊臣秀吉(音尾琢真)です。桶狭間の戦いで攻め入った織田軍勢により、今川義元と 徳川家康は殺される。今川のもとで合戦図を描いていた又兵衛(安田顕)は捕らえられるものの、家康とそっくりだったことから、信長に脅されて家康の影武者として三河に送り込まれます。
自分は戦国時代は得意じゃない。登場人物が多い上に、あちこちでくっついたり離れたりでごちゃごちゃしてよくわからない。ですから、最低限の歴史教科書に書かれていることくらいしか知らないのです。この作品では、戦国時代のごく一般的な史実を下敷きしていますが、物語として多くの改変が行われていますので、まずは物語の状況設定を理解するのには若干の時間を必要とするかもしれません。
今川義元についたのが徳川家康(安田顕)と明智光秀(大泉洋)。織田信長(戸次重幸)には柴田勝家(森崎博之)と豊臣秀吉(音尾琢真)です。桶狭間の戦いで攻め入った織田軍勢により、今川義元と 徳川家康は殺される。今川のもとで合戦図を描いていた又兵衛(安田顕)は捕らえられるものの、家康とそっくりだったことから、信長に脅されて家康の影武者として三河に送り込まれます。
光秀は捕らえられ信長が本拠地にしていた清須城に監禁されますが、城には今や信長の正室となっているかつての妻、濃姫がいたのです。信長は濃姫を人質に、光秀を従わせるのです・・・といったところまでをイントロダクションとして頭にいれておく必要があります。
史実と異なる重要な変更点は、桶狭間で家康が死んで、あとは影武者が家康になり切るというところと、光秀と濃姫が元夫婦だったというところ。その上で、主要人物のそれぞれの侍としての生き様が浮かび上がってくる構成になっています。この内容だと、さすがにTEAM NACSの5人だけで何役も演じ分けるのは無理があるため、追加のキャストが15人ほど動員されています。
配役が明記されていないので、間違いがあるかもしれませんが、家康の正室築山を演じるのは大野朱美、濃姫は田中温子という女優さんが当てられました。メンバーの女装もなかなかのものなのですが、本物の女性の華も舞台で生えますね。その他のキャストも多いので、合戦シーンなども厚みがある舞台となっています。
ここでの主役は安田の徳川家康・・・というか本来は絵師だった又兵衛が、家康の影武者にさせられ、好むと好まざるとに関わらず戦いの中に放り込まれていく。恐怖で人を支配する信長に翻弄され妻と子供を殺すことになり、武士「家康」として覚醒するのです。
一番の悪役は音尾の豊臣秀吉。信長は天下をとれるかもしれないが、それを維持していくことはできない。天下を保てるのは自分だと考え、策略をめぐらして本能寺で信長を亡き者とする真の黒幕として暗躍するのです。
そして、戸次演じる織田信長がはんぱなくかっこいい。今回は信長は笑わせるシーンはなく、一貫して凛々しい姿を見せ続けてくれます。大泉の明智光秀も見事な殺陣もたくさんあり、意外な濃姫との強い関係が素敵でした。ちなみに冒頭で頭巾をかぶった男が、家康から半蔵と呼ばれていましたが、ラストシーンでその正体が判明します。なるほど、そういう解釈だったかと・・・
森崎の柴田勝家は、今回は演出で大変だったせいか、全編を通してコメディ・リリーフ的な役回りに終始していますが、そこが要所要所でTEAM NACSらしさを感じるポイントになっています。舞台演劇としては、一作ごとに完成度がさらに上がっているステージで、特に外部脚本を用いたことはより濃いストーリーになって、TEAM NACSの最高傑作という人もいるようです。
タイトルの「WARRIOR」は戦士という意味ですが、ここでは戦いで侍が斬り込むときの叫び声にかけてあります。TEAM NACS + 15のウォリャーを思う存分楽しむことができます。