夏季臨時休診

夏季臨時休診のお知らせ 8月14日(金)~8月19日(水)臨時休診します。

2026年5月30日土曜日

よしだたくろう オン・ステージ ともだち (1971)


吉田拓郎です。当時は平仮名表記でした。

中学生になると、何か誰もがフォーク・ギターを持ちたがり、ストロークだけでは恥ずかしいので3フィンガー・ピッキングなどを必死に練習したものです。そんな連中に音楽を提供していたのがELECというマイナーなレコード会社で、古井戸、泉谷しげるもそして一番のスターがよしだたくろうでした。

若かりし頃の吉田拓郎が最も影響を受けたとされるのがボブ・ディラン。ギター1本、ハーモニカ1個で自己表現をするやり方に強く感化された吉田拓郎は、後から思えばこの時期ディランを強く意識した演奏スタイル、歌唱方法を真似ていたことは間違いがない。

すでに「青春の詩」や「人間なんて」というアルバムもありましたが、最初に買ったのがこのライブ盤でした。これが最高に楽しい!! 特に間に入る拓郎のMCが絶妙です。当時の彼の喋り方で「・・・なのです」とか「・・・であります」というのは、けっこう真似していました。

これは、意図的にMCを多めに入れてライブの楽しさを伝えようとしたものらしい。またこの前の2枚のアルバムに収録されていない曲も多く、他人の曲、自分の曲の替え歌などバラエティに富んだ構成も楽しめました。

ディランに影響を受けているといっても、政治的意図はほとんどなく(日本にもその手のシンガーはたくさんいましたが)、すでにフォークをエンターテイメントとして客を楽しませる姿勢に好感が持てました。

この後、メジャーのCBSソニーに移籍して、よりポップ色を強くしロック化もしていくことになるんですが、それはそれで吉田拓郎の魅力の一つとして素直に受け入れることはやぶさかではありません。ただ、ELEC時代の純フォーク時代の3枚のアルバムは、「よしだたくろう」の原点として別の意味で素晴らしい。

少なくとも「よしだたくろう」を聞かずして「吉田拓郎」が好きだとは言ってもらいたくない・・・とは大げさかもしれませんけどね。