夏季臨時休診

夏季臨時休診のお知らせ 8月14日(金)~8月19日(水)臨時休診します。

2017年3月14日火曜日

おコンコン様


全国津々浦々、時には一般の民家の庭先にまで、多種多様に広がったのが稲荷信仰。

伊勢屋、稲荷に、犬の糞・・・江戸の町でやたらと見かけるありふれたものを、こんな風に言っていました。まさか、犬の糞と一緒にししゃ罰が当たるというものですが。

もとを正せば、伏見稲荷から発祥し広まったもので、こちらがその先駆けのお狐様ということになるんでしょうか。

伏見さんは、真っ赤な鳥居が延々と続く光景などが有名です。腰をかがめながら、和製タイムトンネルのような空間を通り抜けると、ちょっと自分が変わったような・・・ことにはなりませんが、とりあえず楽しい。

何にしても、昔はそこらじゅうの田畑に狐が出没していたんでしょうね。稲を荷うということは、五穀豊穣を願うことで、どこかで狐と結びついたんでしょうけど、神学的な難しい話はよくわからない。

いずれにしても、シャープな狐だからよかったけど、丸みのある狸では信仰の対象としてはきりっとしなかったでしょうね。


2017年3月13日月曜日

竜宮


海の神様のお住まいと言うことで知られているのが、竜宮、あるいは竜宮城、時に水晶宮と呼ばれるハッピー施設。

何しろ、外界からのお客人をおもてなしする時は、手を抜かずにはりきります。鯛や鮃が舞い踊る、それはそれは美しく、楽しいひと時を演出するらしい。

庭は、一度に四季の景色が楽しめるらしく、それを眺めながらのお食事はさぞかし・・・・

一番は浦島太郎の話で有名で、まぁ日本人で知らない者はいないと思います。浦島の話は、古くは日本書紀に原型があるようですが、一般に知られているのは助けた亀からお礼として竜宮に招かれるというもの。

当然、陸亀では無理ですから、登場するのは海亀。手足はひれになっていて、陸亀のような指はありません。ほとんど水中で凄し、たまに空気を吸いに海上に出るだけ。

産卵の時だけ陸に上がり、涙を流しながら卵を産むというのも有名な話。生まれた赤ちゃんも、大人まで成長できるのは少なく、天敵がうようよいて生き抜くのは大変そうです。

2017年3月12日日曜日

霊長類


生物学的な分類では、ヒトはホモ・サピエンス Homo sapiens (現代人)で、ヒト属に属しています。

ヒト属はヒト亜族に含まれ、ヒト亜族はヒト族に含まれます。ヒト族にはヒト亜族以外に、もう一つ、チンパンジー亜族が含まれる。つまり、人間に最も近い動物はチンパンジー。

ヒト族はヒト亜科に含まれ、ヒト亜科には、もう一つ、ゴリラ族が含まれる。チンパンジーの次に人間に近いのはゴリラ。

ヒト亜科はヒト科に含まれ、ヒト亜科には、もう一つ、オランウータン亜科が含まれる。ゴリラの次に人間に近いのが・・・

ヒト科の上にヒト上科があって、さらに大きな分類に上がっていくと、狭鼻猿類小目、真猿類下目、直鼻亜目ときて、ついにサル目、あるいは霊長目にたどり着きます。

 一般に霊長類と呼ぶ場合には、220種類といわれるサルの一群とヒトを合わせたもの。ヒトはサルとは呼びません。霊長ということばには、動物の進化の最終形態で最も優れているという意味合いがある。

ネーミングだけ見ると、ずいぶんと身勝手な呼び方です。その最優秀・最終進化形態の人間が、自らが生息不能になるかもしれないくらい地球を破壊しているんですよね。

2017年3月11日土曜日

気品


野良といっても、そこらのごみ溜め付近を漁っているのとは一味違うのが、こちらの猫。

霊験あらたかな、比叡山の奥深くに棲んでいらっしゃる御猫様でいらっしゃいます。顔つきからして、何か違います。特別な気品を感じる面構えです。

猫は、古代エジプトでは神の化身として、丁重に扱われていたのですが、一方中世ヨーロッパになると悪の化身になってしまいます。

いわゆる「魔女狩り」の煽りを食らったわけですが、何しろ足音を忍ばせて、気配を消して歩いているところが気持ち悪いし、シャーっと唸るときの口裂け状態は怖いイメージにつながったんでしょうかね。

比叡山は高さ843m、それほど大きい山ではありませんが、何しろ延暦寺で有名。修行の場として殺生禁断とされていますから、野生動物はたくさんいるわけです。

こちらの猫は、野生動物・・・とは言えませんけど、神様仏様から何かの使いとしての役目を担っているのかもしれません。

2017年3月10日金曜日

舞台


清水の舞台から飛び降りる・・・って、強い決意を持つことを表す言葉としてよく使われます。

当然、京都でも超人気スポットの一つが音羽山清水寺で、特にこの大きな「舞台」と寺に続く緩やかな坂道の両側に並ぶいろいろなお店に大勢の人が集まってきます。

この舞台・・・ふと思うのは、耐荷重・耐震性能はどうなんだろうと。昔なら、何の疑問も抱かなかったと思いますけど。

高さは13m、4階~5階のビルの高さです。広さは100畳敷き ですから、数百人は一度に乗っかれるくらいの広さがあります。

これを18本の樹齢400年といわれる欅の柱が支えるわけですが、釘とかは使わない懸崖造りで、雨の影響を少なくする工夫も随所に見られ、先人の知恵が詰まった建築物です。

木造建築の寿命は、使用した木材の樹齢の最大2倍と言われていて、8世紀にはじまる寺の歴史ですが、現在の舞台は17世紀に再建されたもの。

ということは、次の数百年以内に建て替えが必要ということですよね。その時は凄いことになりそうですが・・・とりあえず、現在生きている我々は見ることはなさそうです。

2017年3月9日木曜日

右近の橘 左近の桜


もう過ぎてしまいましたが、雛祭りで彩鮮やかな人形を飾ったりします。その時、7段飾りのようなたくさん並べるものがある場合は、人形以外にも小物をたくさん置いたりする。

その中に、右近の橘、左近の桜と呼ぶものがあり、向かって右に桜、そして左に橘を飾るんだそうです。呼び名と飾る位置が違うのは、もともと京都御所の紫宸殿(ししんでん)の前の庭にあったものをモデルとしているから。

天皇の警備をする近衛兵が、左右それぞれの木の近くに配備されていたため、こういう名前が定着したといわれています。


こちらは、京都御所ではなくて仁和寺です。9世紀に時の天皇により建立された古いお寺さんです。真言宗御室派総本山とされますが、こちらにも対に植えられた橘と桜があります。

平安神宮にもあったりして、天皇にゆかりのあるところには象徴的に用意されたのでしょう。

2017年3月8日水曜日

鳳凰


鳳凰(ほうおう)は、伝説の鳥ですが、形については嘴は鶏、頷は燕、頸は蛇、背は亀、尾は魚だそうです。また色は黒・白・赤・青・黄の五色で、高さは六尺となっている。

伝説上の生き物として、誰もが自由にその様子を想像していますが、意外にけっこう細かい規定があるのにちよっと驚きます。

何しろ、手塚治虫の名作「火の鳥」で、初めて鳳凰という言葉を知ったものですから、手塚作品に登場する火の鳥のイメージが強すぎて、他の形態など考えられませんからね。

京都には、たくさんの有名どころがありますが、平等院もその一つ。

建立は11世紀、時の関白藤原頼通が作ったもの。歴史の古さはなかなかのもの。中でも、国宝に指定されている鳳凰堂は、どう見ても素晴らしい建築物です。

宝池中島に建てられ、地上の極楽浄土を想像させる。もっとも、鳳凰が棲んでいるわけではなく、中に端座しているのは阿弥陀如来で、壁や柱に描かれた模様の中に鳳凰があるということ。

鳳凰を描くことで、「永遠」を期待していたんでしょうね。

2017年3月7日火曜日

豊後梅


梅は、バラ科サクラ属の落葉高木。

とにかく、真っ先に春を告げる可憐な花が馴染み深く、また花後に付ける実をいろいろな食用に利用するので、生活に密着した植物の一つです。

2月下旬の早い時期から開花が始まるのは、南高梅などが代表的な種類で、この盆栽の梅の種類は豊後。路地植えだと3月下旬に開花するのが普通。

盆栽で棚の上に置いてあること、やや今年は暖冬傾向のせいか、2月下旬には蕾が大きくなり、今順次開花が始まりました。今週末から来週辺りが満開ではないかと思います。

梅は自家受粉ができないものが多く、実をつけるためには多品種の花粉が必要。ですから、梅の実を収穫したい場合は、同じころに開花する別の梅を隣接して置いておくか、積極的に人工授粉をしないといけません。

さすがに、そんな面倒なことはできないので、「単独でも実がなります」を謳い文句にしていた鉢を購入したんですが、さぁて、本当かどうかはまだまだわかりません。

うまいこといけば、自家製梅干しが作れる・・・かもと、あまり期待しないで待ちたいと思います。

2017年3月6日月曜日

荒鷲の要塞 (1968)

1968年、イギリス・アメリカ合作の作品。

監督はブライアン・G・ハットン、原作と脚本がアリステア・マクリーン。マクリーンは「ナバロンの要塞」で有名な冒険活劇ものの作家。

主演が、当時エリザベス・テイラーの旦那だったリチャード・バートン・・・なんですが、ここでは、注目したいのは準主役として登場するクリント・イーストウッドの映画として、何とか今でも命脈をつないでいる。

バートンは酒に溺れて、すでに俳優としての盛りは過ぎた感があり、実はこの映画の撮影中も素面であった時間はほとんどなかったのかもしれないという状況。イーストウッドは、バートンの酒を抑える役目もあったらしいという話もあるくらい。

それはともかく、イーストウッドはイタリアで「マカロニ・ウェスタン」に火をつけ、アメリカに凱旋帰国したわけですが、60年代のあいだはエージェントはいろいろな作品に出演させ、イーストウッドの人気をどの方向にもっていくのかかなり混乱していたました。

この映画では、第2次世界大戦でのイギリス軍情報部とドイツ軍警備隊の対決が主軸にありますが、表向きはヨーロッパ侵攻の鍵を握るアメリカ軍将軍が捕らえられている難攻不落の要塞に、イギリス軍の精鋭たちが救出に向かうという話。

イーストウッドは、唯一アメリカ軍からこの作戦に参加するわけですが、イギリス軍情報部・・・まぁ、スパイですから皆ドイツ語を話すことができるのですが、アメリカ人のイーストウッドだけはドイツ語を離せないという設定。

つまり、台詞は少な目。もともと「名無し」三部作では無口なガンマンを演じたわけですから、まぁあまりべらべら喋るのもどうかというところでしょうか。主な説明の台詞はバートンにまかせ、アクションをイーストウッドが担当している感じです。

さて、この話の複雑なところは、イギリス軍情報部の中にドイツの二重スパイがいるということ。実は、アメリカ軍将軍は偽物で、二重スパイをあぶりだすためにイギリス側が仕組んでわざとドイツ軍の捕虜になったのです。

バートンが唯一信用できるのは、極秘に単独行動ょする昔からの盟友の女スパイとアメリカ人のイーストウッドだけという状況で、ただでさえ忍び込むのは不可能と言われている荒鷲の要塞に向かうわけです。

 ドイツのスパイは誰なのか、難攻不落の要塞にどうやって侵入するのか、そして脱出の方法は? 手に汗握るスリリングな大冒険戦争活劇・・・となるところなんですが、映画としての評価はそれほど高くはありません。

まぁ、戦争娯楽大作としてはまぁまぁのまとまりなんだろうと思いますが、全体に長すぎでスリル感が薄まっている感は否めない。作戦の展開を画面で見せる伏線が長いわりに、いちいちバートンの説明台詞も多く、いろいろと突っ込みどころは満載です。

イーストウッドの初めて戦争物で、まぁそれなりに若くて元気なアクションを見るのにはいいかな、という感じの映画です。

2017年3月5日日曜日

弥勒


弥勒(みろく)は、大乗仏教の高名な僧侶の一人。

この人のすごいところは、釈迦が無くなってから56億7千万後(本当は5億7千万らしいが)に、次の仏陀として未来に登場すると約束されているらしいというところ。

とりあえず、現在は菩薩、つまり仏陀にならんとし修行に励む者として各地の寺で祀られていたりします。それにしても、56億年って・・・その頃地球はまだあるかしら・・・

 弥勒菩薩像として日本で有名なのは、何といっても蜂岡山広隆寺に鎮座しているものでしょう。7世紀ごろに作られたもので、作者不詳、もともとは全身が金箔で覆われていたようです。

初めて1951年に国宝が定められたときの、最初に指定された群の一つ。確かに、何とも優し気な佇まいは、心を洗い流すような気品を感じます。

2017年3月4日土曜日

石庭


・・・と言えば、竜安寺。

大雲山竜安寺は、室町時代、細川勝元が建てたもの。何が有名って、やはり石庭です。

75坪の白砂を敷き詰めた長方形の空間に15個の岩を配置した、シンプルなデザインで、もともと作った作者が何を意図したかは本当のところは不明。

後から見るものが、自分の感性で想像を広げて心を静かに鑑賞する、ある種の抽象芸術と言えます。

 周りの土塀が、絵画の額縁の役割を果たし、実は高さは場所によって変えることで、微妙な遠近感を出しているのだそうです。

日本庭園に池はつきものですが、水をなくして自然を表すように作られたものを枯山水と呼びます。石庭は、砂庭に特化した枯山水の一つの形態です。

極力、無駄を省いて禅の心、つまり「侘び」と「寂び」の世界を表現するもの・・・らしいのですが、もともと仏教心に乏しい自分のような一般人は、じっと見ていてもよくわからない。

何となく、凄そうな空間なんだろうと・・・まぁ、よしとしましょう。

2017年3月3日金曜日

銀閣


正式には、東山慈照寺。

江戸時代から、金閣寺に対して銀閣寺と呼ぶようになったらしい。こちらは、やはり室町幕府第8代将軍、足利義政の邸宅を死後寺院にしたもの。

慈照寺の敷地内にある、観音殿がいわゆる銀閣で、鹿苑寺の金閣のように金ぴかではありませんが、東山文化を代表する「いぶし銀」の建築物です。

個人的には、わざとらしい金ぴかよりも、こちらの方が落ち着いたたずまいが好みです。

また、金閣よりもいろいろなアングルが楽しめるのがいい。まぁ、ベストな位置はこれで決まりなんでしょうが、かなり接近できますしね。

こんな土砂降りでも、絵になるので安心です。

2017年3月2日木曜日

金閣


何しろ足利義光の時代・・・って、室町時代ですから、うんと古い。

もともとは第3代将軍の義光くんが、住居として建てたもので北山山荘と呼ばれていたそうな。たいそう立派な邸宅で、仏の骨を安置するための建物、舎利殿として敷地内に作られたのがこの金ぴかの建物。

義光が亡くなった後に、遺言により禅寺、鹿苑寺として成立したとのこと。金閣寺という呼称は、あくまでもこの舎利殿の金ぴかからくる愛称みたいなもの。

昭和25年に放火による焼失という、衝撃の事件が起こるわけですが、昭和30年に再建され今の姿となりました。

一般人が近づける場所は決まっていますから、誰がどう写真を撮っても、このアングルになってしまいます。確かに、 どうやっても絵葉書になる絶好のポイントなんですけどね。

2017年3月1日水曜日

鳴かずば撃たれまい


当然、鳴いてしまったために、発見されて撃ち落とされるのは雉(キジ)です。

日本では、昔々には鳥肉といえば雉だったようで、狩猟の対象としてはかなり普通にいる動物だったようです。

しかし、御多分に漏れず、都会化していく中で、生息地が減少しなかなか見かけることはなくなったようです。実際、街中では見たことがない・・・・

と、思っていたら、急に道路を右の畑から左の梅林へ速足で横切るのを発見!!

えっ!? まさか?? あわてて、カメラを取り出しましたが、そうならそうと教えてくれれば望遠を用意してきたのに・・・

いるもんですね。意外な出会いに、ちよっと嬉しくなりました。